shibuya-sanで行われている田中秀幸さんの個展「1998 Hideyuki Tanaka Exhibition 2020」に行ってきました。田中さんと言えば、電気グルーヴのCDジャケットのデザイン、YUKIやきゃりーぱみゅぱみゅのPVのディレクション、そして古くはピエール瀧とプリンストンガ名義でVJを行う気鋭のアートディレクター。昔から好きなアーティストやテレビ番組を手掛ける事が多く、長い間田中作品を目の当たりにしてきた私にとっては見逃せない展示会。しかも今回は1998年ごろの未発表作品をもとにした新作イラストから現在までに手がけたアイテムの現物を展示するというからたまりません。
会場に一歩足を踏み入れると入口から田中さんの世界観が全開。「1998」をモチーフにした新作イラストは一回お蔵入りしかけた事を逆手に取ったのか、ごみ箱から泣きながら顔を出しているデザインがなんとも切なくてかわいらしい。
さらに壁一面に張り付けられたCD・DVDのジャケットは電気グルーヴを中心に篠原ともえ、JUDY AND MARY、慎吾ママなんて懐かしい作品が並ぶノスタルジー。当時の記憶や景色がフラッシュバックしたのは私だけではないでしょう。
そしてココリコミラクルタイプのミラクルさんのオブジェ。声を務めたピエール瀧の「~だヌーン」という独特の語尾が脳内を駆け巡りました。今となっては何人の方が覚えている事か。
最後に併設されているバーで会場限定数量限定のスーパーミルクシェイクで乾杯。スーパーミルクチャンのステッカーが貼られたボトルになんとオリジナルコースターが付いてくるじゃありませんか。最初から最後まで田中色満載。昔からのファンはもちろん、今まで触れてこなかった方にもオススメです。