<ヘビー級/5分3R>
ニック・マキシモフ(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.29-28
オルカル・コタ(メキシコ)
ニック&ネイトのディアス兄弟の教え子マキシモフは、本来はミドル級で戦える体格ほぼライトヘビー級の体重で、ヘビー級リミットに近いコタと対戦。右ローをキャッチしてテイクダウンしたマキシモフは、スクランブルを許さずハーフで抑えてエルボー、パンチを落とす。コタは左腕を差すが、立たせてもらえずパンチを打たれる。
左を打ち続けたマキシモフは、立ち上がって胸を合わせてきたコタに低い姿勢でダブルレッグを仕掛ける。肩に腹を突き出して耐えるコタ、マキシモフは右足のクラッチを切れられる。逆にコタががぶると、20キロの体重差は大きいはずだ。コアはクレイドルでマキシモフを仰向けにしようとする。耐えて、腹ばいを続けたマキシモフが立ち上がるが、コタ首のコントロールは続く。ついにはバックに回ったコタがパンチを数発落とし、時間となった。
2R、左ハイを蹴り合った両者、マキシモフのダブルレッグ狙いをコタがギロチンで抱えて引き込む。頭を抜いたマキシモフハーフで抑え、右のパンチを打ちつける。エルボー、ワキ腹へのパンチを続けるマキシモフが上体を起こして左右のパウンドをコタの顔面に入れる。マキシモフはマウントも、体のサイズが違い過ぎてキープはできない。
ただし、コタも足は戻すが立ち上がることはなくハーフガードを取り続ける。マキシモフは左のパンチとエルボー、コタも下からはヒジを滑らせる。ラウンド終了までトップから打撃を入れたマキシモフがラウンドをモノにした。
最終回、コタが足を止めてワンツーを放つと、マキシモフはダブルレッグへ。スプロールされそうになるが、ニータップでトップを取り切る。ハーフで背中をつけたコタは、右腕を差すが、立ち上がることはできない。エビでケージ際まで移動したコタだが、マキシモフは頭をケージ中央に向けさせ左のエルボーを入れる。マウントは許さないが、コタは背中をマットにつけたまま細かいパンチを打たれ続け、そのまま5分が終わった。
マキシモフにとってはテイクダウンして、抑えることでも大変な作業だが、MMAファイターとしての能力が測りかねる気の毒なマッチアップだった。
「この体重差は大きな問題だった」とマキシモフは話した。
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