【RIZIN】朝倉未来と斎藤裕が一夜明けて語った勝因と敗因、怪我の具合(イーファイト)
朝倉は試合では勝ったと思ったが、審判の判定から負けを認めたと言い、敗因については「斎藤選手は強かった。身体のパワー、パンチ力も凄かった。日本にもあんな強い選手がいるとは。絶対試合に勝つという気持ちも強い。(その気持ちは)勿論俺にもありましたけどね。いろんなことに挑戦する斎藤選手と保守的になった俺の差が出たかな。アグレッシブの差にね。そこは一番かな。右(パンチ)は研究されてて、左の蹴りも封じられたので。左ストレートで2回ダウン取れ、左が見えていない。それをもっと使っていきたい。テイクダウンを織り混ぜてKO狙いでガンガンいきたい」と語り、さらに斎藤の分析できるもの(動画など)が少なかったというのも敗因の一つとし「今回で(戦って)分析できたので次が楽しみ」とした。
朝倉はダイレクトリマッチを望むが、今度は挑戦者側なのでこちらから希望しても相手が受けなければ成立しないと認識している。受けてもらえた場合の時期として、自身には少し顔が腫れている以外の怪我は無いが、斎藤の怪我もあり「年末はできないと思うので、もし俺との挑戦を受けてもらえるのなら、来年の3月、4月」と語った。
RIZIN7連勝でストップした朝倉だが、プレッシャーから解き放たれたという。「あんまりプレッシャーは感じないほうだと思っていたけど無意識のうちに感じていたのかな。あとはもうやるだけ」と守るより攻める、防衛王者より挑戦者が燃えると言う「俺はいつだってそう。やられたらやり返す。暴走族に(集団で)やられたときもそう。アウトサイダーで樋口選手に負けてからチャンピオンになって、(樋口に)やり返して2階級制覇して。斎藤選手もやりますよ」と意気込んだ。
最後に朝倉は改めて斎藤に対し「ほんと打たれ強かったな。首太いもんね。結構いいの入れたんだけど。ま、これで物語が面白くなったんじゃないですか?強い選手ゾロゾロ出てきてるので、そんな選手に負けないようにしていく」と勝ち続けていく決意を述べた。
斎藤は自身のYouTubeで鼻を見せ「鼻が曲がってるんです。強烈な打撃でしたね。折れてるね。(検査の結果)眼窩底骨折はしてなくて打撲でした。顔が痛い。強かった。日本人選手には感じない体幹を組んだときに感じました。これは簡単に(テイクダウン)取れないなと思いました」と鼻の骨折と朝倉の強さを認めた。
勝因は「要所要所で自分が押さえているところ、テイクダウンがポイントだったのかなと思ってます。打撃もやりましたけど、要所要所で自分が組んで攻撃を入れられたと言うのが印象的によかったのかな。最後はバランス崩したり、ダウンしているつもりは無いんですが、見栄えは良くないという感じだったので(最後打ち合いに)行かないとダメだと思いました。勝負かけないとダメですね最後。仮に1R2R取ってたとしても、行かなかった後悔は取り戻せないんで。ジャッジによって、寝技を取る、テイクダウンを取る、打撃を取るというのもある。最後左をもらってバランスを崩した場面があり、ここで終わったらまずいと。そこで引かなかったのが勝ちになった理由なのかなと。自分には負けなかったのかなと思います」と最後は気持ちで自分に負けなかったことであると言う。
斎藤は鼻骨骨折していたものの眼窩底骨折は免れたようです。続きを読む・・・