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大人の決着…井岡のタトゥー問題の厳重注意処分は妥当だったのか…なぜ井岡は沈黙を守ったのか(THE PAGE) #thepage_jp https://t.co/Mcn4yQmbAs
— THE PAGE(ザ・ページ) (@thepage_jp) January 22, 2021
JBC(日本ボクシングコミッション)が22日、日本人初の4階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者、井岡一翔(31、Ambition)のタトゥー問題に関して本人とジムのオーナーライセンスを持つ木谷卓也会長(47)の2人に対して厳重注意処分を下したことを発表した。井岡は大晦日に大田区総合体育館で行われた防衛戦で元3階級制覇王者、田中恒成(25、畑中)に8回TKO勝ちしたが、その試合中に左腕の肩付近まであるタトゥーと脇腹に彫った息子の名前が露出していた。JBCルール第95条2号で試合に出場できない選手として「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」が定められており、今回、そのルールに抵触したと判断された。JBCルールでの処分の程度は6段階あるが最も軽いもの。JBCルールでは不服を申し立てることは可能だが、井岡側は処分を受け入れた。
ただ井岡サイドに“ルール無視”の意図はなく試合前に控室でファンデーションを塗ってタトゥーを隠す措置を行っており、グローブ、バンテージのチェックのために控室にいたJBC職員も、それを確認していた。もし塗り方やファンデーションの種類などに問題があったのであれば、その場で注意すべきであったし、タトゥーを隠す措置を認めてリングに上げてしまってから「試合中に露出していたから処罰」では、“後だしジャンケン”ではないか、との意見もある。たとえ厳重注意の軽い処分であっても、処分そのものを出すべきではなかったのではないか、との議論もあった。
JBCの安河内事務局長は“落ち度”を認めた上で「JBCにおいても管理を徹底すべきであったことを踏まえ、今後は、同様のケースにおいては、JBC指定の塗布剤を使用させるか、指定業者による塗布施術を受けてもらうなどの手当てを考えていきたい」とのコメントを出した。
一方の井岡サイドは沈黙を守った。所属事務所は「JBCの処分に対する井岡選手のコメントは差し控えたい」と伝え、あえてコメントを出さなかった。当初、公式発表は避け、井岡自身がインスタでなんらかのコメントを出すという方針も検討されていたが、結局、それも取り止めになった。
おそらく言いたいことは山ほどあるに違いない。現在、ファンデーションなどでタトゥーを隠せば試合出場は認められるように第95条ルールは拡大適用されているが、そのルールに準じて控室でタトゥーを隠す措置をした。JBC職員も、それを確認した。しかもファンデーションの種類も問題にはならなかった一昨年の大晦日に使用したものと同じものだったという。
だが、ここで反論コメントを出すと、またそれを発端にSNSが炎上するなどして無用なリング外での論争が起きる危険性がある。陣営は、それらを配慮して、あえて発言を避けたと見られる。経緯はどうであれ、試合中にタトゥーが丸出しになったというミスもある。
賢明な大人の対応を貫いたのだ。
厳しい処分は無いと思っていましたし、とりあえずこれで良かったと思います。続きを読む・・・