【写真】扇久保のタイトル返上に対し、平良の想いは (C)KEISUKE TAKAZAWA
1月31日(日)に東京都港区のニューピア・ホールで開催されたShooto2021#01で、世界フライ級チャンピオン扇久保博正が王座を返上した。
それを証明できなかったので、このベルトは返上します。それを証明して、必ず修斗には戻ってきますので、その時まで期待して待っていてください」と返上理由をケージのなかで語り、修斗コミッションの佐藤信義コミッショナーにベルトを渡した。
このタイトル返上劇、フライ級タイトルコンテンダーの座に到達した21歳、平良達郎をどう思ったのかを尋ねた。
平良達郎
「僕が格闘技を始めた時から、扇久保さんはチャンピオンでした。TUFで準優勝して『世界と勝負できる人がいるんだ』と思い、憧れの存在でもありました。松根さんからもずっと『扇久保に勝てるような選手になれよ』と言われてきましたし、そこを目標にやってきたのも事実です。
タイトル返上になり、一つの目標だった扇久保さんと試合ができないのは残念です。ようやくタイトル挑戦も見えてきて、松戸での練習でも行きづらいようになってきていて……。試合をして、そういう状況から脱したかったのですが、ただ気まずいだけになってしまいました。
防衛戦をしてほしいという想いがあったのも事実ですけど、返上するんじゃないかという気もしていました。仕方ないです。福田(龍彌※暫定フライ級王者)選手も残念でしょうね。でも僕は修斗のチャンピオンだったから扇久保さんと戦いたかったわけで、扇久保さんと戦いたいからRIZINに行くというつもりはないです。
とにかく僕は修斗の世界王者を目指します。次の試合は3月には戦いたいと思っています。扇久保選手の返上は残念といえば残念ですが、次の試合はもっと強くなったところを皆に見てもらるように頑張ります」
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