【写真】ランス・パーマー越えなるか。ソアレスとハイブラス、期待の両者 (C)PFL & TITAN FC
2日(火・現地時間)、PFLが2021年シーズンのライト級とフェザー級出場選手を発表した。
4月23日(金・同)に開幕するPFL2021。フェザー級はNCAA D-1レスリング優勝1度、準優勝が2度という抜群の実績を持ちBellator、ACBを経てBRAVE FCでフェザー級チャンピオンとなったバッバ・ジェンキンス、元WSOFバンタム級タイトルチャレンジャーのシェイモン・モラエス、Wardog&TOP FC暫定フェザー級王者からUFCにステップアップし1敗でリリースとなった韓国のチョ・ソンビンという3選手の出場が決まっていた。
ここに今回の発表で加わったのはPFL離脱が係争問題にまでなっていた──2018年&2019年ウィナーのランス・パーマー。
2019年出場のモヴィッド・ハイブラエフ、Titan FCフェザー級王者のジェイソン・ソアレス、そしてタイラー・ダイヤモンド、ブレンダン・ラウネーンと計8名だ。
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パーマーの3度目の出場がシレっとアナウンスされたが、2連覇中の世界王者の出場はフェザー級戦線を一層激しいモノにすることは確かだ。
レスリングの実績では、パーマーを上回るジェンキンス。2019年プレイオフ準々決勝でダニエル・ピネダにKO負けを喫したものの、ピネダが禁止薬物使用でノーコンテストとなりレコードは15連勝に焼き直されたハイブラエフも優勝候補の一角に挙げられるだろう。
ハイブラエフが15勝0敗1NCなら、ソアレスは14勝0敗で本当の意味で負け知らずのファイターだ。2020年シーズン開幕戦でパーマー戦が決まっていたが、シーズン中止となり2021年──より生き残りが難しくなった戦いに元Titan FCフェザー級チャンピオンが挑む。
ネームバリュー的には最も無名なのがダイヤモンドとラウネーンだろう。前者はチーム・アルファメール所属で、レコードは11勝1敗。現在は7連勝中で、ニュージャージーのニック・カトーンMMA(ヒカルド・アルメイダ&マーク・ヘンリー)に去ったパーマーへの刺客という見方もできる。
英国人のラウネーンは2019年にコンテンダーシリーズで勝利しているがUFCとは契約ならず、PFLのプレリミで2勝を挙げている。ダイヤモンド、ラウネーンもどの選手を食っておかしくない力を持っている。このような顔ぶれに戦いを挑む、チョ・ソンビン。コロナ・パンデミック以降、日本人ファイターの動向と比較すると韓国人選手のハングリーな姿勢が、彼のPFL出場にも表れているといえるだろう。
とはいえ、残り2名の出場枠が残っているフェザー級戦線。日本かの出場選手が出てこないとは限らない──だけに、今後の発表を待ちたい。
■フェザー級出場決定選手
バッバ・ジェンキンス(米国)
シェイモン・モラエス(ブラジル)
チョ・ソンビン(韓国)
ランス・パーマー(米国)
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
ジェイソン・ソアレス(米国)
タイラー・ダイヤモンド(米国)
ブレンダン・ラウネーン(英国)
■その他の階級の出場決定選手
【ライト級】
ナタン・シュルチ(ブラジル)
ジョニー・ケース(米国)
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
ジョイルトン・ラターバッバ(ドイツ)
アンソニー・ペティス(米国)
アクメト・アリエフ(ロシア)
カシアス・コラード(米国)
ミハイル・オジンツォフ(ベラルーシ)
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
マルチン・ヘルド(ポーランド)
【ウェルター級】
レイ・クーパー3世(米国)
ローリー・マクドナルド(カナダ)
【ライトヘビー級】
セザー・フェレイラ(ブラジル)
ジョーダン・ヤング(米国)
【ヘビー級】
アリ・イサエフ(ロシア)
デニス・ゴルソフ(ロシア)
モハメド・ウスマン(米国)
ジャレッド・ウィリス(米国)
ヘイタム・モイル(ドイツ)
ヒーナン・フェレイラ(ブラジル)
ブランドン・セイルズ(米国)
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
【女子ライト級】
ケイラ・ハリソン(米国)
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