【Pancrase321】続々とカード決定。翔兵、暫定フライ級王座返上→決定T。注目、平岡将英×井村塁!!

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【写真】あのライリー・ドゥトロに勝利している翔兵。J-MMAにあって間違いなくフライ級のトップ中のトップの実力者。返上以上に、彼が万全でないことは残念だ(C)MMAPLANET

5月30日(日)に東京都江東区のスタジオコースト2021年初イベントとなるPancrase321を開催するパンクラス。同大会のカードがここ1週間で続々と決まっている。時系列で決定カードを纏めてみたい。

まず11日(木)に不動心・近藤有己✖鈴木淑徳のウェルター級マッチが発表されている。デビュー25周年を迎えた近藤に対し、鈴木はNEXUSフェザー級王座決定T出場から2階級上げてレジェンドに挑むこととなった。

続いて12日(金)、その明るい人柄からレジェンドの雰囲気を全くさせない──ばかりか格闘ジャンキーの異名をとるライカの10カ月振りのMMAも発表された。近藤と同じ1975年生まれで学年は1学年上、46歳になったライカのMMA転向から7年目の初戦の相手は法DATEだ。


週が明け15日(月)にはストロー級KOP北方大地への挑戦権を賭けて八田亮が、宮澤雄大と戦うことも決まった。下になることを厭わない八田はキャリア22戦目、宮澤は9戦目のパンクラス王座挑戦を目指し相対する。

翌16日(火)にはパンクラス版Young Guns=バンタム級の平岡将英×井村塁が発表されている。2019年のネオブラ優勝の平岡は、矢地祐介、田村一聖、横山恭典と行動を共にし、技術の見直しを含めて力を蓄えてきた。

対して昨年ネオブラMVPの井村は、2021年を飛躍の年とするために、連続フィニッシュ勝利を5に伸ばしたいところだ。

そして17日(水)にはビッグニュースがあった。フェザー級暫定王者の翔平がヒザの負傷によりコンディションの調整が困難となり、タイトルを返上。小川徹×秋葉太樹、上田将竜 ✖ 猿飛流の間で暫定王座決定トーナメント準決勝が組まれることとなった。

Road to ONEを経験した小川、DEEPで安谷屋智弘に勝利と他団体を経験してきた秋葉。この4人のなかで唯一ベルトに絡んだことがある上田と15カ月振りの実戦が、王座決定トーナメントとなる猿飛流という2つの準決勝──勝者は8月大会で決勝を戦う。なお、翔兵の返上に関するコメントは以下の通りだ。

翔兵
「パンクラス関係者の皆様、ご無沙汰しております。この度、パンクラスフライ級暫定王者のベルトを返上させて頂く事になりました。理由は柔道時代からの古傷である膝の故障によりコンディションを作りにくくなったからです。性格上練習が始まってしまうと100パーセントの力を出してしまう為、この1年間は治っては再発を繰り返してきました。試合をしていないのにベルトを持っているのはキングオブパンクラシストとして相応しく無い事だと思います。そこで今回の決断に至りました。しばらくは自分の身体と相談しながら今後を考えて行こうと思います。皆様、今後とも宜しくお願い致します」

また正規王者で現在はONEストロー級で戦う仙三選手が暫定王座決定トーナメントの実施に関し「いつかは日本で、パンクラスで防衛戦をしたいという気持ちにブレは有りません。その日まで暫定王者に待ってもらう事になりますが、最強の暫定王者を期待しています」というコメントを寄せている。

ISAO✖中島太一のフェザー級KOPT、上記にあるストロー級挑戦者決定戦、さらにフライ級暫定王座決定トーナメントなど、約半年振りに活動再開となる同大会、現状では本日18(木)発表となったバンタム級戦=平田丈二×福島啓太まで8試合が確定した。

4月の大阪大会でなく、5月の東京大会出場となった平田に対する福島はNEXUSで5連勝中で4試合でフィニッシュという勢いを駆ってパンクラス初陣に臨む。

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