フェザー級。エフロエフ14位、ダオドゥ15位。
エフロエフはMMA14戦・UFC4戦全勝。UFCでの勝利はすべて判定ではあるが、常に動き続けても最後までスタミナが切れず、逆に相手が消耗してしまう。修斗で斎藤裕に勝利しているマイク・グランディ相手にも、テイクダウンを取られてもすぐに立ち上がり、序盤は互角だったが次第に差をつけていった。
堀江圭功のUFC唯一の試合でKO勝ちしたダオドゥ。キックがバックボーンで、無敗でUFCと契約した初戦こそ39秒でギロチンに捕まって一本負けしたが、そこから5連勝。ただ、堀江戦以外はすべて判定で、そのうち3試合はスプリット。テイクダウンディフェンス率は85%で、タックルを切りスタンドで勝負するスタイル。
右をヒットさせたエフロエフ。飛び込んでジャブの連打。ジャブから沈み込んでシングルレッグへ。軸足を刈って倒したが、ダオドゥすぐに立つ。が、そのまま追いかけてバックに付いたエフロエフ。投げた。すぐに立つダオドゥだが、また投げると両足フックしバックマウント。チョーク。体が伸びておらず決まらず放すが、パウンドからまたチョークを狙う。ディフェンスするダオドゥ。バックからパンチを入れるエフロエフ。反転できないダオドゥ、背後のエフロエフにパンチを入れる。残りわずかで体勢を変えようとしたエフロエフ。その隙にダオドゥ立つが、バックについて正対させないエフロエフ。ホーン。
1Rエフロエフ。
2R。パンチから流れるようにタックルにつなげたエフロエフ。ダオドゥがすぐに背中を向けて立つのも織り込み済みで、スタンドでバックを取り投げるとバックマウントに。また1Rと同じバックからの展開。しかしダオドゥ正対して立った。が、すぐにまたタックル。サバ折りからテイクダウンするとまたバックマウント。会場なぜかブーイング。チョーク。アゴの上で決まらず。パウンドで削っていく。正対しようとしたダオドゥだがさせないエフロエフ。残り30秒で仰向けからうつ伏せにしてパウンドを入れていくエフロエフ。また仰向けに。ホーン。
2Rは10-8もありそう。
3R。蹴りを出していくダオドゥ。エフロエフがクリンチアッパーを入れるがパンチで引き剥がしたダオドゥ。エフロエフタックルに入るがダオドゥ切った。しかしダオドゥはKOが必要。エフロエフのパンチにダオドゥも打ち返す。エフロエフ、フェイントは何度も入れているが、ちゃんとしたタックルは1度のみで仕掛けない。ダオドゥのジャブがヒット。ちょっとぐらついたエフロエフ。さらにパンチが入り会場沸くが、エフロエフはタックルに入るとテイクダウン。すぐにバックを取り、立つと投げる。時間がない。タイムアップ。
三者29-27でエフロエフ勝利。
なぜか会場で嫌われているのかブーイングも飛ぶ。3Rこそスタンドの展開が長かったが、テイクダウンディフェンスに長けたダオドゥからテイクダウンを取りまくって、その後のリカバリーも封じて完勝。UFC5連勝だがすべて判定なので人気が出ず上位挑戦までは時間がかかりそう。