UFC264:メインイベント・ダスティン・ポイエー vs. コナー・マクレガー

ライト級5分5R。ポイエー1位、マクレガー5位。

1月にポイエーが完勝してからわずか半年でのダイレクトリマッチ。微妙な判定や反則絡みの決着だったわけでもないノンタイトルの試合でこれだけ早く再戦が組まれるのは異例。一刻も早く名誉挽回したいマクレガーが再戦を要望し、ランキング1位になったポイエーも、ヌルマゴメドフが返上したタイトルの王座決定戦よりも金になるマクレガーとの再戦をチョイス。

マクレガーとの初戦で1RKO負けして以降、ライト級に上げたポイエーは6年間で11勝2敗1NC。負けた相手はマイケル・ジョンソンとヌルマゴメドフ。11勝のうち9試合でボーナスを獲得している。19年にはフェザー級王者で2階級制覇を狙ったマックス・ホロウェイとライト級暫定王座決定戦で対戦し、完勝して初のタイトル獲得。

試合のたびに引退宣言を繰り返してきたマクレガーが、同じ年に2試合戦うのは2016年以来5年ぶり。そこからの5年間で1勝3敗(ボクシングマッチ含む)。バス襲撃事件やパブでの老人殴打事件による逮捕など、オクタゴン外でのトラブルも増えた。今年は保持していたウイスキーブランドを売却したことによる利益でアスリートの長者番付1位に。試合で得た利益ではないものの、選手としての知名度を利用して得たものということは間違いない。今回は間違いなくモチベーションは高いと思われるが、前回の完敗によりオッズはアンダードッグに。

アメリカのポイエー vs. アイルランドのマクレガーの試合で、ポイエーにブーイングが飛ぶ。

蹴りを出していくマクレガー。前蹴りー。そしてパンチ。バックキック。ポイエーのカーフキックがヒット。ローを蹴り返すマクレガー。またロー。ワンツー。ポイエーがパンチを打ち込みヒット。マクレガー四つに組んで凌ぐ。ポイエータックルへ。マクレガーギロチンで引き込んだがディフェンス出来ているポイエー。外れた。パウンド。インサイドから肘を入れる。マクレガー下から肘。ポイエー上から肘の連打。ポイエー一度立つがまたガードに入り肘。パウンド連打。足で阻むマクレガー。蹴り上げ。また肘を入れるポイエー。マクレガーが立ったがパンチを貰い尻もちダウン。パウンド連打。防御できていないがレフェリーハーブ・ディーンは残りわずかのため止めない。ホーン。

マクレガー、左足首が折れている。インターバル中に試合ストップ。ポイエーの連勝に。

最後に立ち上がってパンチを打ち込んだ際に、左足をぐねった模様。その前のパウンドも効いていたか。

ポイエーは試合前のトラッシュトークに苦言。マクレガーの足は自分の蹴りで痛めたのだと主張。

マクレガーは座ったままインタビューを受け、この試合は終わっていないと負けを認めないコメント。そのまま担架で運ばれオクタゴンを後にした。

最後のアクシデントがなくても、スタンドの攻防では前回同様にポイエーが優勢だった。下になってからもすぐ立ちに行くべきところを、立たず(立てず)に削られ、ダメージを受けポイントを失ってしまった。完敗といっていい内容。ここからリハビリを経て復帰したとしても、今のMMAのレベルについていくのは相当難しくなった。

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