カードはこちら。
トリプルタイトルマッチだが全階級暫定王座戦。修斗やDEEPも王者クラスが他団体に出っぱなしで、暫定王座が作られがち(そしてそのまま王座統一戦をせずに返上して暫定王者が正王者に昇格しがち)。ウェルター級王者の手塚も元は暫定王者で、統一戦をせずに(王者の引退により)正王者昇格。フライ級は暫定王者の翔兵が負傷により返上したことにより新たな暫定王者が誕生している。
女子フライ級のシッジ・ホッシャはブラジル在住で日本に呼べないから暫定王座を作るのはわかるが、ONEに出場している手塚や仙三はコロナ禍もあってそこまでコンスタントに試合をしているわけではない(両者とも、今年は1戦もしていない)のだから、だったら防衛戦をやればいいと思うし、契約でONE以外に出られないなら、その時点で返上するべきでは。
メインは暫定王座決定トーナメントの決勝戦が猿飛流の負傷欠場で流れたことによりあっさりと王座戴冠してしまった小川の初防衛戦。さすがにそれは締まらないから、敗者復活とかでこれが王座決定戦の扱いの方が良かった気がする。小川もここで勝って初めて堂々と暫定王者を名乗れる。相手のポイズン上田は過去に小川にKO勝ち。翔兵との暫定王座決定戦ではTKO負けで王座獲得ならず。暫定王座決定トーナメントではメンツ的に本命だったが、ネオブラ王者の猿飛流にまさかの敗戦。それが再びここでチャンスが巡ってきた。
セミには昨年あたりから急に大化けしてきたDATE軍団からついにタイトル挑戦者が…と思ったが法DATEはティームDATEから脱退し、新たに結成したチームPRAVAJRA所属に。ティームDATEを脱退しても、なおもインド王族武術の使い手を名乗るなど、まだまだ謎が深い。相手の端貴代は14年前にSMACKGIRLでタイトルを獲得した44歳の大ベテラン。その後はStrikeforce・JEWELS・Invictaなどでもタイトルマッチを行っている。一昨年に正王者シッジ・ホッシャと女子フライ級王座決定戦で対戦したが判定負けした。強い一方でまだまだ穴も多い法DATE改めNØRIだが、勢いで世代交代を実現するか。
セミ前はウェルター級の暫定王座決定戦。菊入は村山に昨年12月に敗れているが、今年6月に元王者の三浦にKO勝ち。元王者村山は41歳で、菊入戦以来試合をしておらず、連戦となる。
注目はセミ前のストロー級上位ランカー対決。2人とも前戦でいい勝ち方をしている。ともに25歳の同い年で、パンクラスでは無敗。勝った方が12月に行われるストロー級タイトルマッチの勝者への挑戦権に大きく近づく。
第1試合開始はいつもより1時間早く午後1時から。
当日はBellatorが午前11時からあるので、終わり次第実況します。