外国人新規入国禁止を受けて帝拳ジム会長が12.29村田諒太 vs. ゲンナジー・ゴロフキンについて「今週中には結論が出ると思う」、代替選手との対戦は否定

12.29さいたまスーパーアリーナで村田諒太 vs. ゲンナジー・ゴロフキンが正式決定、Amazonプライムビデオが独占ライブ配信(2021年11月12日)

 こちらの続報。


 プロボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(35)が所属する帝拳ジムの本田明彦会長(74)が29日、千葉県内で取材に応じ、村田と王座統一戦(12月29日、さいたまスーパーアリーナ)を闘うIBF王者のゲンナジー・ゴロフキン(39)=カザフスタン=が来日できるか「今週中には結論が出ると思う」と見通しを述べた。

 この日、政府が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の急拡大を受けた水際対策の強化措置として、30日午前0時から当面1カ月、全世界を対象に外国人の入国を禁止すると発表したことを受け、特例で来日が認められるのか「まだわからない」とした。ゴロフキンの入国に関するスポーツ庁への申請はすべて終わっている。

 ゴロフキンが来日できない場合は「延期になるのか中止になるのか」と、村田が他の選手と試合をする可能性は否定した。



 プロボクシングの今年最大のイベント、WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)とIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の統一戦(12月29日、さいたまスーパーアリーナ)をプロモートする帝拳ジムの本田明彦会長は29日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の世界的な拡大を受け、政府が当面の間、新規入国を原則停止すると表明したことを受け「どんな状況でも覚悟はできている。覚悟がないとプロモートできない」と冷静に受け止めた。

 スポーツ庁などへの申請は全部終えているというが「前日キャンセルになっても仕方ないという覚悟がないとできない。大きな試合をやる覚悟とともに、いつでもやめる覚悟を持っている」と本田会長は毅然(きぜん)とした姿勢で言った。そのために、チケットも抽選購入式にしたという。「チケットを買う方に迷惑がかからないように」という配慮からだ。試合の実施が難しくなった状況を見て、米国に飛び「延期か中止かなどを話し合うつもり」という。

 「今週中にも結論が出ると思う」と本田会長。世界的なプロモーターは「それより、村田のスパーリングの内容が気になるんだよね」と言って笑った。

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