女子フェザー級だったが、デュモンが0.5ポンドオーバー。チアソンはバンタム級11位、デュモンはバンタム級15位。
チアソンはTUFの女子フェザー級トーナメントで優勝したものの、その後はバンタム級に落として試合をしていた。前戦は直前の試合だったため、同じバンタム級のラケル・ペニントンとフェザー級リミットで対戦。しかし2週間前のオファーだったため、フェザー級でも落とせずキャッチウェイトになっている。今回は最初からフェザー級でのオファー。UFC4勝2敗で、うちパウンドでのKO勝ちが2試合ある。
デュモンはランカーだが、バンタム級での試合経験はない。1試合のみバンタム級契約だったが、体重オーバーしたためにキャッチウェイトになっている。今回は準備期間が十分あったにも関わらず、フェザー級で体重オーバーの失態。前戦は予定されていたメインが消滅したために、初のメインでの試合となった。本来バンタム級のアスペン・ラッドと対戦し、スタンドでジャブを当てていく展開で、相手のラッドが何も出来ないのに救われての判定勝ち。女子フェザー級ではランキングがあれば1位の存在だが、体重オーバーはいただけない。
王者ヌネスはバンタム級のタイトルを昨年12月に失っていて、今月から始まったTUFのコーチ対決でジュリアナ・ペーニャとダイレクトリマッチで対戦するため、しばらくフェザー級王座の防衛戦は見込めない。実質フェザー級1位のデュモンは体重オーバー、対するチアソンもフェザー級での実績は足りない。どちらが勝ってもタイトル挑戦できるかは微妙な状況。
デュモンの周りをステップして回るチアソン。リーチで上回るチアソンが蹴りを入れていく。ワンツーを入れたチアソン。チアソンの間合い。蹴りやジャブを出していく。デュモン飛び込んでパンチを入れた。パンチから組んだデュモン。ボディロック。放したが、離れ際にパンチを入れた。デュモンが間合いを詰めて右をヒット。残りわずかでチアソンがタックルで倒したがホーン。
手数はほぼ五分。最後のテイクダウンも、倒してから何もしないうちにラウンド終了となっているので、どう評価されるかわからない。
2R。蹴り合い。デュモンじわじわ出る。左ミドルからジャブ。チアソンパンチからタックル。ケージに押し込む。デュモンダブルアンダーフック。ボディロックから投げを狙う。倒した。バックからチョークを仕掛けて背中に乗ろうとするが、乗り切れずに落ちてしまいチョークも外れた。下になったがすぐに立ったチアソンがまたボディロック。押し込んで膝を入れる。またテイクダウンを狙う。強引に反り投げを狙ったが潰れて下に。しかしすぐ立ち首相撲から膝を入れるチアソン。またボディロックでケージに押し込む。ボディロックからまたテイクダウン狙い。膝をついたデュモンだがすぐ立つ。押し込んで膝を入れるチアソン。ホーン。
2Rチアソン。
3R。デュモンのパンチがヒットしたが、チアソンタックルで飛び込んでテイクダウン。背中を向けたデュモンにチョークを狙いながらまた背中に乗ろうとするも乗れず外れた。しかしまた組みついてボディロックからテイクダウン狙い。差し返して引き剥がしパンチを入れたデュモンだがチアソンすぐにタックルに入りテイクダウン。すぐ立つデュモンだが、チアソンはケージに押し込みながら膝を打ち込む。外掛けテイクダウンを狙ったチアソンだが倒し際に下になった。しかしすぐ起き上がり組みに行くチアソン。デュモンパンチを打ち込むがチアソンまたタックルでケージに押し込む。残り1分。そのまま膝を打ち込んでいくチアソン。デュモン何もできないまま時間が過ぎていく。タイムアップ。
30-27チアソン、29-28デュモン、30-27チアソン。スプリットでチアソン勝利。
UFCでのテイクダウンディフェンス100%だったデュモンから何度もテイクダウンを奪ったチアソン。しかしタイトル挑戦する機運は高まってこないか。