女子フライ級。アロージョ8位、リー9位。
元ストロー級クイーン・オブ・パンクラシストアロージョ。パンクラスでは現ONE参戦中の三浦彩佳の顔面をボコボコにしてのTKO勝ち。UFCではデビュー戦でバンタム級、それ以降はフライ級で戦っており、ここまで4勝2敗。今ストロー級まで落とせるのかは分からないが、フライ級ではバンタム級から落としてきた相手に体格差を感じることもある。前戦は現ランキング1位のケイトリン・チューケイギアン相手に前半グラウンドで攻めたものの、後半消耗してチューケイギアンのアウトボクシングに翻弄される展開となり、メディアのジャッジは真っ二つに割れる内容で判定負け。
リーはUFCデビューから3連勝の後3連敗、その後アントニーナ・シェフチェンコに三角、シンシア・カルヴィーヨにボディを効かせて2R終了後カルヴィーヨが棄権し2連勝中。ランキング5位のカルヴィーヨに勝ったものの、むしろ3連敗となったカルヴィーヨの評価が下がる形でランキングはあまり上がらず。極真空手黒帯で、アマチュアボクシングやキックの経験もある。柔術はヒクソンの兄ヘウソン・グレイシーの茶帯。
パンチを打ち込むヴィヴィアニ。左がヒットし一瞬膝をついたリー。しかしヴィヴィアニの左がヒットしヴィヴィアニダウン!すぐ立つがそこに右ハイがヒット。タックルでしのごうとするヴィヴィアニ。がぶって上になるリーだがヴィヴィアニ起き上がりタックル。リフトしてテイクダウン。ハーフ。リー下からキムラ。バックに回るヴィヴィアニだが立たれた。離れる。打撃戦。ヴィヴィアニの左がヒット。タックルへ。倒せず離れた。またジャブを突いて出るヴィヴィアニ。どんどん打撃で出ていく。タックル。テイクダウン。すぐサイドへ。肩固めをセット。外れた。残り1分。インサイドからパウンド。片足潰してまたパス。残りわずかでパウンドを打ち込む。リーは下から肘。ホーン。
1Rリー。しかしダウン後の攻防ではヴィヴィアニが優勢に進めていた。
2R。また打撃で出ていくヴィヴィアニ。ケージに詰めてジャブを入れる。リー逃げタックル。切ったヴィヴィアニはバックに回りバックマウント。正対してハーフに。肩固めを狙うヴィヴィアニ。しかし外れた。ガードに戻すリーだがかついでパスしてヴィヴィアニ。亀になるリーにバックマウント。両足フックしてパウンドを打ち込んでいく。尻を浮かせて前に落とそうとするリーだが、ヴィヴィアニこらえてバックキープ。体を伸ばしてパウンド。また肩固め。サイドに出て絞める。肘を立ててディフェンスしているリー。ホーン。
2Rヴィヴィアニ10-8。グラウンドの実力差が相当ある。
3R。詰めるヴィヴィアニ。タックル。ケージに詰めてテイクダウン。割りと簡単に倒されたリー。すぐサイド。なんとかサイドにしたリーだが、下でディフェンスが精一杯。このラウンドを取るしかないのだが。ヴィヴィアニがまたパスすると亀になり立ったリー。離れた。動きが落ちているヴィヴィアニ。リーの打撃をディフェンス出来ていない。が、それでも出ていく。リーがかけ蹴りを放ったが、バランスを崩して下になってしまう。ヴィヴィアニごっつぁんテイクダウン。亀になったリーからバックマウント。残り20秒で下に落ちたヴィヴィアニ。50/50ガードから足関。リーはパンチを入れていくがタイムアップ。
29-28、29-27×2の3-0でヴィヴィアニ勝利。
1Rのダウンはそのまま試合が終わるかというほどのダメージがあるように見えたが、そこを凌ぐと一方的に。
リーは打撃の方がチャンスがありそうだったが、自ら取れそうにもないタックルを切られて下になるとか、蹴りでバランスを崩すとかで自滅したのがもったいなかった。