UFC277:メインイベント・ジュリアナ・ペーニャ vs. アマンダ・ヌネス

女子バンタム級タイトルマッチ5分5R。ヌネス1位。

昨年12月、敗れる姿が想像できなかった絶対王者ヌネスがまさかの一本負けを喫した一戦のダイレクトリマッチ。完全決着ではあったが、両者TUF30でコーチを勤めての再戦に。

自身もまた、TUF18に参加して優勝しているペーニャ。当時のコーチはロンダ・ラウジーミーシャ・テイトで、ペーニャはチーム・テイトのドラフト1位だった。UFC戦績7勝2敗。敗れた相手は後のフライ級王者シェフチェンコと、元フェザー級王者デ・ランダミー。2018年に出産し、UFC契約期間中に出産したファイターとして初の王者となっている。キック・柔術のバックボーンがあり、一本勝ちも多いが、前回のヌネス戦では1Rダウンを喫したところから、ジャブをバシバシヒットさせ、試合をひっくり返している。32歳。

ペーニャに敗れたことで、女子P4Pランキング2位に後退したヌネス(1位はシェフチェンコ)。2014年、キャット・ジンガーノに敗れて以来、UFC女子最多連勝となる12連勝してきていたが、それも途切れた。現在もまだフェザー級王座を保持しているが、フェザー級は現状ランキングがなく、試合もほとんど組まれないため、防衛戦の予定はない。前回のペーニャ戦は、2Rになぜか弱々しく見え、普段どおりの実力とは思えない面もあり、怪我やメンタル等の問題があったのではという推測もあったが、試合後特に何も言い訳をしていない。前回は大差のオッズでヌネス優勢。今回も前回ほどではないとはいえ、ヌネスがオッズでフェイバリットとなっている。34歳。

お互い間合いを詰めない。ヌネスはスイッチを繰り返し、牽制のロー。ペーニャはそれもない。ペーニャ踏み込んでパンチを打ち込む。また出てパンチ連打。ヌネスはロー。両者慎重。ペーニャ飛び込んで右。ペーニャのジャブにヌネスのロー。ペーニャのジャブに右をかぶせたヌネス。膝を着いたペーニャ。すぐ立つ。しかしまた出たところに右をもらいぐらつくペーニャ。しかしまだ慎重なヌネス。ペーニャの入り際に右を狙っているヌネス。ペーニャ飛び込んでワンツーがヒット。残り30秒。ペーニャワンツー。ヒット。残り20秒でタックル。受け止めたペーニャ。離れる。ペーニャの右がヒット。しかしヌネスの右をもらって後退。ホーン。

1Rヌネス。前回の対戦を経て、ペーニャのジャブをしっかりと研究できているが、ペーニャのパンチもまだヒットしている。

2R。ペーニャ出ていく。が、そこにヌネスの右が入ってペーニャダウン!が、追い打ちには行かないヌネス。立たせる。ペーニャ左右のパンチ連打で飛び込むが、打ち終わりの右がヒットしペーニャまたダウン!また立たせるヌネス。ペーニャ飛び込んで逆ワンツー。また飛び込んで右から左がヒット。ペーニャの右にヌネスが打ち返す。ペーニャ、左をもらってまたダウン。ヌネスまた立たせる。なおも出ていくペーニャ。残り1分。パンチで出たペーニャにヌネスがまた打ち返す。なおも出てくるペーニャをケージに押し込んでホーン。

2Rヌネス10-7。

3R。ヌネスバック肘。組み付いてい行ったペーニャだが、ヌネスすぐに引き剥がす。ペーニャまた左右の連打で出るが、これはヒットしても、その後ほぼカウンターをもらっている。また出たペーニャ。強引に首をギロチンに抱えようとしたがテイクダウンされる。ガードでヌネスは立つのではなく入っていく判断。ペーニャハイガードから三角や腕十字を狙うが読まれている。ヌネス密着して防ぎ肘。肘連打。残り1分。腕をつかんでオモプラッタに入るペーニャだが、外されてハーフに。なおも肘を落とすヌネス。ホーン。

3Rヌネス。

4R。ペーニャのパンチにヌネスタックル。テイクダウン。また3Rと同じくオモプラッタの形になるが、すでに抜けている。ペーニャ三角。首を抜かれてまたオモプラッタ。また抜ける。ガードに戻ると、ペーニャケージを蹴って腕十字!入った!が、体をまたいでディフェンスしたヌネス。腕を抜いてサイドに。ペーニャまたガードに戻す。ヌネスインサイドから肘。肘連打。ペーニャまた腕十字。しかし持ち上げて外した。スタンド。ペーニャ消耗しているが、ヌネスもちょっと疲れているか。パンチにスピードがない。組んでテイクダウン。ガードに入るがペーニャ三角。すでに肘を引いてディフェンスしているヌネス。外して立った。ブレイク。パンチで出るペーニャだが、ヌネスまたタックル。テイクダウン。また三角を狙うが防いだ。ホーン。

4Rヌネス。

5R。ヌネスまたタックル。ペーニャもう切る体力がない。テイクダウン。ペーニャ腕十字。防いだヌネス。今度は三角。さばいてがぶったヌネス。ペーニャが立つと離れた。ヌネス組み付いて体落とし。テイクダウン。今度はサイド。肘を入れるヌネス。ペーニャ大出血。下からキムラを狙うペーニャだが、ヌヌエスハーフバック。上になりハーフに。ヌネス肘。ガードに戻すペーニャ。ヌネス立つと下からkっる。ヌネスパウンドで飛び込んだ。クルスフィックス狙いからバックに回りバックマウント。フェイスロック!が、外したペーニャ。ヌネス上からパウンド。下から蹴るペーニャ。立ったヌネス。ペーニャも立つがタイムアップ。

50-45、50-44、50-43の3-0でヌネス王座返り咲き。再びダブルチャンプに。

タイトルとURLをコピーしました