キック王者が台頭しているUFCで、トンプソンは2世代くらい前のキック王者。ただし、ローキック禁止のアメリカン・キックボクシング。遠距離で蹴りを主体に戦う。39歳で現在ギルバート・バーンズとベラル・ムハマドにいずれもテイクダウンでポイントを取られての敗戦。意外とまだランキング上位に残っており、年齢的にもギリギリタイトル再挑戦まで届く可能性はある。
ホランドは2020年にUFC最多タイの年間5勝(うち4KO)を達成。特に最後の1戦では、トップランカーのホナウド・ジャカレイに下からのパンチでKO勝ち。一気にメインイベンターとなったが、その直後の2戦でデレク・ブランソン、マーヴィン・ヴェットーリに終始テイクダウンから塩漬けにされると、大きな穴を露呈。心機一転、ウェルター級に落とすと、アレックス・オリヴェイラ、ティム・ミーンズというベテラン強豪相手に2連続フィニッシュ勝利。ウェルター級でやっていけるかと思われた矢先、突然のカードシャッフルで試合前日にハムザト・チマエフと対戦することになり、一方的に攻められ続けて1R一本負け。まだ30歳ながら、敗戦のショックで試合後に早すぎる引退表明をしたものの、そこからさらに早すぎる引退撤回。メインに抜擢され、再びランカーの壁に挑む。
飛び込んだホランド。距離を詰める。トンプソン組み止めた。離れる。いつもの半身の構えでロー。サイドキック。トンプソンの左がヒット。ちょっと警戒したのか下がるホランド。が、また出ていく。トンプソンがパンチを合わせる。ホランドさらにつめて膝。しかしまた左をもらう。大振りのパンチを振り回すホランド。右がクリーンヒット!一瞬動きが止まったトンプソン。ケージに詰まった。ホランド首相撲から肘連打。トンプソン左ハイ。またトンプソンの左がヒット。ガンガン出ていくホランド。右で飛び込んだ。スイッチキック。右ボディから左。ホーン。
1Rホランド。ガンガン詰めていって、カウンターをもらう場面もあるが、トンプソンがやりづらそうにしている。
2R。トンプソンの左ハイは腕でブロックされる。パンチ連打で出たトンプソン。離れ際にホランドがパンチを放ち追いかける。トンプソンのパンチが当たり始めた。パンチで出てケージを背負わせる。そこでまたパンチ連打。今度は飛び込むトンプソンにホランドの左がヒット。トンプソン詰めてきた。バランスを崩したトンプソンを追いかけるホランド。もつれてグラウンドで上を取ったホランドだが、すぐ立ってスタンドでやろうぜと要求。大振りのパンチで出るホランドだが右がヒットしバランスを崩した。ケージまで下がったが、逆にパンチを入れたトンプソン。ワンツーがヒット。ホランドの飛び込んでのぱんちをかわしたトンプソン。ホーン。
2Rトンプソン。
3R。詰めていくトンプソン。前のラウンドくらいから自分の距離を掴めてきたか。スイッチキックで左ハイがヒット。左を打ち込む。またもつれて上になったホランドだが、トンプソンが立とうとすると押さえ込みにこだわらず立たせた。ジャブを当てたホランドだがトンプソンのワンツーをもらう。ホランドの攻撃が当たらなくなってきた。飛び込んでのワンツーはバックステップでかわされる。トンプソンのトラースキックが顔面にヒット。肘で飛び込んだホランド。首相撲。振りほどいてワンツーを入れたトンプソン。ジャブを返したホランドだがかわされ、さらにワンツーをもらう。ケージまで下がったホランド。トンプソンのパンチで顔を背ける。差がついてきた。またケージに詰めたトンプソンがパンチの連打からバックスピンキック。またバックスピンキックを放つがこれはかわした。しかしワンツーがヒット。ホーン。
3Rトンプソン。
4R。トンプソンのトラースキックがまた顔面にヒット。ホランド詰めてパンチから組み付いた。しかしボディロックのまま動かず、レフェリーブレイク。トンプソンの左がヒットするが、すぐに詰めてケージに押し込むホランド。離れたトンプソン。左ミドル。また左ミドル。ホランドなんとタックル。切られた。またタックル。止められた。ケージに押し込むトンプソンだが、ボディブローが低くホランドがローブローアピール。インターバルが取られ再開。しかしすぐケージを背負うホランド。トンプソンバックスピンキック!側頭部にヒット。ホランドサンドバック状態。パンチから肘。またバックスピンキック。左ハイ。トンプソン、バックスピンキックからそのまま回転して左フック。まったく手が出ていないホランド。またバックスpんキック。そこからパンチのラッシュ。ホランドもパンチを打ち返すがヒットセず。右を打ちこんだトンプソン。さらにボディから左。しゃがみ込んだホランド。ガードを取るがトンプソンパウンド。ホーン。
4Rトンプソン10-8。ホランドは右手が使えない状態か。
レフェリー止めた。4R終了TKO。※ホランドのコーナーが試合を止めたとのこと。