UFC on ESPN42:第6試合・クレイ・グイダ vs. スコット・ホルツマン

ライト級。

超ベテランのグイダ。16年前、24歳でUFCデビュー。5日後に41歳となる。ディエゴ・サンチェスとのファイト・オブ・ザ・イヤーの激闘は13年前。11年前に4連勝し、ライト級挑戦者決定戦に出場したのがキャリアハイ。そこから7勝11敗と、徐々に星を落としてきている。UFCでは五味・川尻・日沖のレジェンドたちと対戦経験があり全勝。前戦は膝十字十段・クラウディオ・プエレスからテイクダウンを奪ったが、下からの仕掛けから最後は得意の膝十字に捕まってタップ負け。UFC史上単独3位となる35戦目。

10年前にMMAプロデビューしたホルツマンだが、もう39歳。アイスホッケーでプロチームに所属していたこともあり、その後MMAに転向したため、キャリアの割に年を食っている。UFCでは前座戦線で勝ち越したものの、ランカークラスのベネイル・ダリウシュ、マテウス・ガムロに連続KO負け。この試合で引退するとのこと。

打撃でプレッシャーをかけるホルツマン。ステップし動き続けるグイダ。打撃で出てプレスするホルツマンに対し、グイダタックルに入るが切られた。ケージを背負うグイダ。ホルツマンアッパー。左ハイ。ヒットしたが効いてないとアピールするグイダ。今度は左ミドル。詰めてパンチを入れるホルツマン。グイダパンチからタックルに入るが切られた。動き続けてクリーンヒットは逃れるグイダ。ホーン。

1R、プレスしていたホルツマンだが、打撃のヒットが少なく、手数ではグイダ。

2R。グイダタックルへ。テイクダウン。スタンドバックに。ケージ際で正対したホルツマン。右肘。左右のフックを振り回すグイダ。右をヒットさせるとそのままタックル。ケージでこらえるホルツマン。グイダ、ダブルレッグからリフトしてテイクダウン。しかし立たれた。グイダ詰めていくが右を被弾。またケージまで下がる。グイダまたタックルに入るが、今度は読まれていて切られた。ケージに詰めて右を入れたホルツマン。グイダタックルでバックに回る。残り1分。正対したホルツマンにダブルレッグ。またスタンドバックに。倒したがすぐ立つホルツマン。ホーン。

2Rグイダ。

3R。グイダのタックルを切ったホルツマン。ケージに押し込む。離れ際にパンチで出たグイダだが、ホルツマンの右をもらいちょっと失速。ケージを背負うグイダに右を入れていく。消耗しているグイダだが、組んでスタンドバックに。正対したホルツマン。グイダダブルレッグでクラッチ。リフトしてテイクダウン!ホルツマンがフックスイープを狙ったが、返せずサイドを取られた。が、バックに回ろうとしたところで立たれた。グイダしつこくタックル。距離を取ろうとしたホルツマンだが疲れもあり切りきれず倒された。グイダバックに回るとスタンドバック。スイッチを狙ったホルツマンだが返せず尻餅をつく。またスタンドバックで立ったホルツマン。グイダ投げを狙ったがタイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでグイダ勝利!

グイダはテイクダウンからコントロールするのみで攻めが足りなかったため判断が割れたが、35戦で8度目のスプリット判定決着(4勝4敗)。

ホルツマンは有終の美を飾れず。

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