UFC283:第11試合・ポール・クレイグ vs. ジョニー・ウォーカー

ライトヘビー級。クレイグ9位、ウォーカー12位。

UFC随一の下攻めグラップラークレイグ。完全に時代に逆行したファイトスタイルだが、重量級ではことさらに希少なスタイルということもあってか、下攻めのみでトップ10ランク入り。メインで王座決定戦に出場するジャマール・ヒルからも勝利している。勝っても負けてもフィニッシュ決着だったが(フルタイムドローはあり)、前戦でタイトル挑戦経験もあるヴォルカン・オーズデミア相手には引き込みを対策され、グラウンドに付き合ってもらえない展開で初の判定負け。正直軽量級のグラップラーの試合ならよく見る展開で、引き込み対策はそこまで難しくないと思われるので、クレイグも付き合ってもらえない相手への対抗策がないと、これより上に行くのは難しい。

UFCデビューから3試合連続秒殺KO勝ちでスター候補か?という錯覚もさせたウォーカーだが、そこから2勝4敗で、あっさりと底を露呈。連勝が止まってからは、唯一の取り柄の思い切りの良さも失ってしまったが、前戦は序盤テイクダウンを奪われたものの、逆にバックを奪い返し、バックマウントからのパウンドで超久々の快勝。ギリギリランキングに生き残っている。

両者牽制の蹴りを出していく。ウォーカーカーフキック。ウォーカーの前蹴りをキャッチしたクレイグだが、ウォーカー片足のままパンチを入れると、足を抱えたまま膝を着いたクレイグ。ウォーカー膝立ちのクレイグの頭部に鉄槌連打。打たれ続けてレフェリーストップ!

ウォーカーがグラウンドに持ち込ませず完勝。2試合続けてのKO勝ち。

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