ライト級。ブラジル人対決。
モイゼスはUFC5勝4敗。ATT所属のグラップラーで、16勝のうち7つの一本勝ち。前戦もクリストス・ジアゴス相手に背中に乗ってのチョークで一本勝ち。負けた相手は現王者マカチェフ、ランキング4位ダリウシュ、12位イスマグロフと、体重オーバーのヨエル・アルバレス。しかしランカー相手の試合はいずれも圧倒されての完敗で、中堅以上ランカー未満。
UFCデビュー戦のコスタは昨年8月にHEAT王者でパンクラスやRIZINにも参戦しているトム・サントスに1RKO勝ち。11月にはLFAで3RKO勝ち。今年に入ってから、モイゼスと対戦予定だったグラム・クタテラーゼが欠場し、代役でUFCと契約を果たした。26歳で19勝5敗と、ローカルの戦績は必ずしも良くはない。皮膚の白斑で幼少期からいじめに遭っていたが、UFCファイターで同じ白斑のスコット・ヨルゲンセンの存在を知り、MMAを始めることを決意。今では自分の肌に誇りを持っているとのこと。ついにヨルゲンセンと同じUFCの舞台に上がる。
蹴りで牽制するコスタ。関節蹴りにシングルレッグをあわせたモイゼス。そのまま潜ろうとしたが、コスタ足を抜いて離れる。モイゼスタックルに入るが受け止めたコスタ。ケージに押し込んだ。テイクダウンを狙うがこらえるコスタ。支釣込足でテイクダウン成功。足を利かせてパスを防ぐコスタ。足で距離を作り立とうとしたが、その瞬間にバックを狙うモイゼス。またガードに戻したコスタ。残り45秒で立ち上がる。ハイを蹴るモイゼス。コスタもハイ。ワンツーを入れたがモイゼスもパンチを返した。モイゼスのワンツーがヒット。ホーン。
1Rモイゼス。
2R。モイゼスタックルで飛び込んだ。テイクダウン。しかしコスタすぐに立って正対し離れる。右を入れるモイゼス。またタックル。切りきれず倒されたコスタ。下からキムラで返そうとしたコスタだがモイゼス上をキープし肘を打ち込む。うつ伏せに鳴ったコスタにバックからパウンド。両足のフックは防いで立ったコスタだが、モイゼスすぐに足を差し込み寝かせて四の字バック。残り1分。チョーク。顎の上だがそのまま絞めてタップアウト!
テンションは高かったコスタだが、UFCデビュー戦でランキング手前のモイゼスはちょっと厳しかった。