ヘビー級。
この試合からメインまで、全試合に地元イギリス勢が登場。パーキンはUFCデビュー戦、ポーグスはUFC2戦目で、明らかに前の2試合よりレベルが低いが、地元優先での試合順か。
イギリスのパーキンは昨年8月のコンテンダーシリーズに勝利しUFCと契約し、11ヶ月のブランクが開いたがこれがデビュー戦。キャリアわずか6戦で、5KO・1一本勝ち。ただし、キャリアで勝ち越している戦績の相手との対戦はコンテンダーシリーズでの試合が初であり、UFCレベルにあるかは不明。16歳から始めた柔術がバックボーン。27歳。
アメリカのポーグスは2度のコンテンダーシリーズ勝利を経て、今年2月にUFCデビュー。UFC最下層レベルのジョシュ・パリジアン相手にテイクダウンを奪う展開で判定勝ちしたが、倒しても押さえ込めずに立たれていたので、あまり評価できる内容とは言い難かった。こちらも27歳。
ジャブで出ていくポーグス。パーキンはカーフ、右オーバーハンド。近い間合いでの打撃戦。ポーグス意表をついてタックルへ。ケージに押し込む。差し返そうとしたパーキンに肘を入れて離れた。パーキンのパンチ3連打がヒット。近い間合いでパンチの打ち合いでホーン。
1R手数でパーキン。
2R。またタックルからケージに押し込んだポーグス。シングルレッグへ。片足でこらえるパーキン。近距離でショートの打撃を入れるパーキン。離れた。パーキンがプレスしてきた。カーフキック。手が出ず下がるポーグス。ケージ際まで下がる。カーフを蹴られて足が流れた。パーキンも詰めるが手が出ていない。ワンツーを入れたところでポーグスもワンツーを返す。しかしカーフが効いているのか、蹴られた足を引いてスイッチ。左足を出すとまたカーフを蹴るパーキン。全く手が出ないポーグス。ホーン。
2Rパーキン。
3R。パーキンが詰めて行く。2R後半から全く手が出ないポーグス。ケージを背負ったところでワンツーを入れるパーキン。カーフを蹴られた左足を引いているポーグスだが、右足にもカーフをもらう。パーキンも淡々と打撃を入れていくのみで、倒しに行く様子はない。残り30秒で、負けているポーグスがサークリングで距離を取ろうとする。出てきたパーキンにタックル。倒せず。残り10秒でようやく足を止めて撃ち合うポーグスだがタイムアップ。
判定30-27でポーグスがUFCデビュー戦勝利。
が、早々に諦めモードに入ったポーグスを仕留めに行かず、物足りない勝利。