フェザー級だったが、直前で出場が決まったブズカが体重オーバーし、キャッチウェイトに。
ウッドソンはフェザー級で身長188cm・リーチ198cmの体格がを武器に、UFC3勝1敗1分け。キャリアでも唯一の敗戦はジュリアン・エロサ戦。バックボーンはボクシング。前戦はUFC2勝1杯のルイス・サルダナとの対戦で、1Rにサルダナのパンチを貰いダウンし、ほぼKOされていたが、勝ったと思ったサルダナの追い打ちが遅れた上に、ダウン状態に顔面膝を入れて反則減点。サルダナが後半失速したのに救われて、判定は1-1のドロー。それから1年ぶりの試合となる。31歳。
当初はスティーブ・ガルシアと対戦予定だったが、ファイトウィークに入ってからジェシー・バトラーに変更→バトラーが2ヶ月前にKOされていてコミッションから許可が降りずマイロン・サントスに変更→サントスがビザの問題で出場できずブズカに変更と3度も相手が代わった。
ブズカは2020年のコンテンダーシリーズで判定負け。昨年もコンテンダーシリーズに出場し、勝ったがUFCと契約ならず。バンタム級王者アルジャメイン・スターリングと洞門のセラ・ロンゴ・ファイトチーム所属。5月にも代役で出場するチャンスがあったが、モフサル・エフロエフはディエゴ・ロペスとの対戦を選択したためにUFCとの契約は果たせなかった。さらに先月はジョアンダーソン・ブリートの相手として出場するチャンスがあったが、これも果たせず。今回もまた代役に選ばれたのは別の選手だったが、相次いで欠場となり、3度目の正直でUFCデビューを果たす。バックボーンは空手。11勝2敗の25歳。
リーチに勝るウッドソンが前蹴り、ジャブ、ローを入れていく。ブズカのローは届かない。しかしブズカが蹴りをかわしてポジションを入れ替えてケージに詰めた状態に。組み付いたブズカ。が、入れ替えて離れたウッドソンが逆にケージに追い込んでパンチを入れる。ブズカすぐに前に出て行くと、またケージを背負わせた。カーフを蹴るウッドソン。ジャブ、ワンツー。ミドル。ウッドソンの間合い。ブズカの打撃は届かない。しかし詰めてまたケージまで下がらせてパンチで飛び込んだ。ウッドソン組んで入れ替えるとケージに押し込む。ダブルレッグを狙ったが入れ替えるブズカ。離れたウッドソンだが、ブズカすぐまた詰めていく。ケージに詰めて右を入れる。が、入れ替えたウッドソンが逆にケージに詰めてパンチを入れる。打たれたブズカだが、また前に出て組み付くと、ケージに押し込みつつテイクダウン狙い。離れるウッドソン。すぐ詰めたブズカが左ボディから右フック。ホーン。
1Rは打撃のヒットでウッドソン。
2R。飛び込んで行くブズカ。ケージまで下がったウッドソンに飛び込んで右を当てるとタックルへ。ケージを背負って耐えつつパンチを入れるウッドソン。入れ替えて膝。さらに離れて左右のボディ連打。ボディ・さらに膝をボディに入れるとタックルへ。片膝を着いたブズカ。ウッドソン、首をギロチンに抱えてコントロールしている。アナコンダチョーク。ギロチンに切り替える。決まらないと見て離してバックへ。立ったブズカをテイクダウン。足をまたいでほぼマウント。上四方に移行して頭をまたいでキムラを狙う。ブズカ厳しい体勢。ズレて外れた。がぶるウッドソン。また首を抱えている。残り25秒でバックに回った。ハーフバックからチョークを狙うが下に落ちた。ブズカ上からパウンドラッシュ。ウッドソン立ったがなおもパンチで攻める。ホーン。
2Rウッドソン。
3R。ブズカ出てケージを背負わせて殴るが、ウッドソン入れ替えるとパンチを入れる。タックル。テイクダウン狙いをこらえたブズカが逆にタックルに入るが、ウッドソン脇をくぐってバックへ。ハーフバックから殴る。立ったブズカ。離れるウッドソン。距離を取ってジャブを入れるウッドソン。ブズカ出ていくと、ケージに詰めたところでタックルに入るが、ウッドソンがダブルアンダーフックにしてテイクダウン。ブズカ、緊急出場でスタミナが切れている。パウンドを入れるウッドソン。またがぶりの体勢。立ったブズカの首を抱えて前に倒し膝をつかせる。ブズカ立ったが底に膝・肘。残り1分切っている。ブズカ出る。パンチを打ち込むが、ウッドソン冷静に距離を取ると、出てきたブズカの顎にテンカオを入れる。ブズカのパンチはかわされる。タイムアップ。
三者フルマークでウッドソン勝利。
長いリーチ、懐の深さを活かして完勝。
ブズカも緊急出場でアグレッシブに攻めていったが、攻略するには準備期間が必要な相手だった。