UFC on ESPN+87:セミファイナル・ジョー・パイファー vs. アブドゥル・ラザク・アルハサン

ミドル級。

パイファーは昨年9月のUFCデビューから2連続KO勝ちで早くもセミに抜擢。昨年7月のコンテンダーシリーズで勝ってUFCとの契約を決めた際には、ダナ・ホワイトから「UFCと契約したければジョー・パイファーのような試合をしろ」と賞賛されたほどのアグレッシブなファイトスタイルで、11勝中8つのKO勝ちがある。さらにUFCと契約後もグラップリングマッチに出場しており、組みの強さもある。父親から虐待を受けて捨てられ、公園のベンチで寝泊まりしていたこともあるホームレス格闘家。その生い立ちは、高校時代の友人の映画監督により、「Journey to the UFC」としてドキュメンタリー映像化されている。まだ知名度はないが、未来のニュースター候補の1人。27歳。

ガーナの柔道エリートラザク。ハードパンチャーの反面、燃費が悪く、12勝すべてがKO勝利だが、2R以降に持ち込まれた時の成績は1勝4敗。前戦はUFCデビュー戦のクラウディオ・ヒベイロと対戦し、1R終盤のラッシュを凌がれて2Rに持ち込まれたものの、2R開始直後にパンチのラッシュでKOし、初の2R以降での勝利を飾った。38歳。

パイファーいきなりタックル。テイクダウン。スタンディング肩固めの体勢から投げを狙うがこらえたラザク。離れる。じりじり出てくるラザク。左ハイ。パイファー右ミドル。ワンツー。しかしプレスするラザク。パイファーパンチをかいくぐってタックル。ボディロックからテイクダウン。ラザク下からギロチン。パイファーが体を起こして外そうとしたところで放してスタンドに戻る。パイファープレッシャーをかけるが、手は出さず様子を見ている。カーフを蹴るラザク。ラザクの右の大振りはかわされる。ケージ際まで下がったラザクに右がヒット。追っていくパイファー。ワンツー。ブロックしたラザクだがケージを背負う。ミドルを入れたパイファー。ラザクがパンチで出たがかわされてケージを背負ったところにパイファーが連打をヒット。右。ホーン。

1Rパイファー。

2R。ラザクが出てきた。パイファーがケージを背負うが、ラザクのパンチをかわして四つに組むとダブルアンダーフック。ラザクカーフキック。ちょっと嫌がったパイファー。またケージを背負う。パンチを打って出たパイファー。しかしまたカーフを蹴られる。パンチで出たラザクだがパイファータックル。ボディロックからテイクダウン。肩固め。深く入った。ラザク拳でタップのように叩く。タップだったのか、落ちたラザク。パイファー一本勝ち。

1R打撃で攻勢だったパイファーだが、2Rはカーフキックでやや攻められた。しかしテイクダウンに切り替えてフィニッシュ。攻めの幅広さを見せた。

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