ミドル級。
CLDことイギリスのダンカンは20歳までバスケをしており、その後MMAに転向。アマチュアMMAのIMMAFでキャリアを5年間積み、一昨年満を持してプロデビュー。プロデビューから1年半でケージウォーリァーズのミドル級王座を無敗のまま獲得。今年3月の地元ロンドンでのUFCデビュー戦は、試合開始まもなく相手が膝を負傷して戦闘不能となり消化不良の勝利。2戦目はキック世界王者のアルメン・ペトロシアン戦で、スイッチを繰り返しトリッキーな蹴りで苦しめたものの、ヒット数で上回ったペトロシアンの判定勝ち。キャリア初黒星を喫した。28歳。
本来はセザール・アウメイダと対戦予定だったが、4日前に欠場。急遽、UFC1勝3敗と負け越しているロシアのデニス・トゥルーリンが代役で出場する。勝った試合はUFC2勝6敗のジェイミー・ピケットで、3敗はいずれもテイクダウンされてバックマウントを取られてのフィニッシュ負け(チョークor肘)。11勝中9KOのストライカー。35歳。
トゥルーリンがパンチで出てくるところに組み付いたCLD。ボディロックからテイクダウン狙い。ケージでこらえるトゥルーリン。膝を入れるCLD。肩パンチ。トゥルーリンこらえるだけ。しかしCLDも倒す気配がないまま時間がすぎる。レフェリーマイク・ベルトラン、ブレイクをかける様子なし。膝・肩パンチを入れ続けるCLD。トゥルーリン耐えるだけで、自力で脱出する様子が見えない。残りわずかで引き剥がしたトゥルーリンだがホーン。
1Rダンカン。トゥルーリンは抜け出せるならもっと早く仕掛けるべきだった。
2R。前に出たトゥルーリンにCLDのチェックフックがヒット。膝をついたトゥルーリン。すぐ立つが、飛び膝・パンチを入れるCLD。トゥルーリンは疲れているか。CLD距離を取って蹴り。インロー。詰めてくるトゥルーリンにパンチを合わせていく。ミドルを入れたトゥルーリン。CLDワンツー。トゥルーリンパンチで出る。かわしたCLDがジャブをヒット。前蹴り。関節蹴り。また組んだCLDがケージに押し込もうとしたが、今度はすぐに引き剥がしたトゥルーリン。CLDバックスピンキック。スピードがない。しかし詰めると左右の肘をヒット。また組んでいくCLDだが、今度はトゥルーリンが肘を入れて引き剥がした。CLD距離を取って蹴りを入れるとクリンチアッパー連打から左右の肘!崩れ落ちたトゥルーリン。パウンド!KO!
後半ちょっと失速気味に見えたCLDだったが、チャンスに打撃をまとめてKO勝ち。
トゥルーリンは1勝4敗となり、次のチャンスがあるか微妙。今回は緊急出場だったのでワンチャンあるか。