ライト級5分5R。ポイエー3位、フッカー5位。
去年は王者ヌルマゴメドフの出場停止中に制定された暫定王座を獲得し、王座統一戦でヌルマゴに完敗してからの再起戦となるポイエー。現暫定王者のジャスティン・ゲイジーにもTKOで完勝している。
フッカーはキックがバックボーンで、ミドル級王者アデサニヤと同門のシティキックボクシング所属。フェザー級時代は前座戦線で勝ったり負けたりしていた選手だが、ライト級に上げてからは7勝1敗。来月ウェルター級王座に挑戦するギルバート・バーンズにもKO勝ちしている。ライト級に上げてからは連続フィニッシュ勝利していたが、トップランカーが相手になった直近2戦は判定勝ち。
ミドルを入れたポイエー。長身のフッカーはロー、前蹴り。距離を詰めてワンツーを入れたフッカー。ポイエー飛び込んで左。フッカーがローで足を払ってジャブを入れる。フッカーのローが2回続けてローブローに。特にダメージがないため続行。ジャブを入れたフッカー。前に出たフッカーにポイエーボディロック。ケージに押し込むが、引き剥がして離れたフッカー。ポイエーの左ミドルが連続ヒット。またヒットし返しの右フックもヒット。フッカークリンチしてケージに押し込むと、放して超至近距離の打撃戦に。膝を入れるフッカーにポイエーもパンチを返す。離れた。フッカーのジャブがヒット。ポイエーは右を打ち込む。ホーン。
1Rヒット数でフッカーだが、どちらも倒せる打撃があるだけに、まだまだわからない。
2R。ローで出るフッカーだが、ポイエーがパンチで出る。フッカーのワンツーが入りポイエー後退。追い打ちに来たフッカーだが、ポイエータックルに入るとケージに押し込んでパンチを入れる。入れ替えたフッカーが首相撲に捕らえるが、ポイエーパンチ連打で引き剥がす。またケージに詰めてパンチを入れるフッカーにポイエーが左右のフックを叩き込む。首相撲に抱えたフッカーだが引き剥がした。離れる。ダメージが見える両者。フッカーのパンチがヒット。ポイエーもパンチで出るとシングルレッグへ。ケージに押し込むと離れ際に肘。ワンツー。左ミドルからワンツーを入れたポイエー。ややパンチが大ぶりになっているポイエー。ワンツー。フッカー下がるが、出てきたポイエーにパンチを打ち込む。左ボディから左フックを入れたフッカー。連打を入れたポイエーだが、打ち終わりに今度はフッカーが連打を入れ、ポイエーの動きが止まる。ラッシュ!さらに膝!ホーン。
2Rフッカー。最後はダウン寸前まで追い込んだ。
3R。ダメージが残りポイエーだがパンチで出る。ワンツー。フッカーは左ボディから右ストレート。両者消耗している。ポイエーが左ミドルからワンツー。パンチ連打がヒット。ポイエーギアを上げた。フッカー、マウスピースを吐き出している。拾って再開。フッカー虚を突いてタックルに。しかしギロチンに捕まった!タイトに入っていたが首を引き抜いたフッカー。ポイエーのガードに。下から三角を仕掛けるポイエーだが、フッカーは体を起こさず防ぐ。残り1分。ポイエー体を起こすとまたギロチンに抱えつつ立った。押し込むフッカーを引き剥がし、ポイエーの連打がヒット。フッカー距離を取る。ホーン。
3Rポイエー。2R終盤のピンチから盛り返した。
4R。出ていくポイエー。フッカーは口が半開き。距離を取りジャブを入れる。ポイエーのジャブもヒット。蹴りをキャッチしたフッカーがタックルに入りテイクダウン。立ち上がるポイエーだがフッカーがバックを取る。自ら腰を落とすと反転して立ったポイエー。組んできたフッカーにまたギロチン。外されたがすぐ立つと逆にタックル。テイクダウン。レッグマウント。背中を向けたフッカーにパウンド。背中に乗る。前に落ちるが三角。腕十字へ。外れたがオモプラッタ。こらえるフッカー。腕を引き抜いた。がぶったフッカー。ポイエーが立つとまたタックルへ。ポイエーまたギロチン。外してパウンド。ホーン。
4Rもポイエーか。
5R。動きが落ちている両者。ポイエーパンチで出る。パンチを貰ったフッカーがタックルに入るがポイエー止めた。引き剥がす。フッカーまたタックル。倒した。ポイエー背中をケージにつけて寝かされずに立つ。バックを取られたが反転して引き剥がした。フッカーのタックルをまたギロチンに抱えるポイエー。フッカー自ら離れる。フッカーまたタックル。ケージでこらえるポイエー。フッカー首相撲。引き剥がしたポイエー。パンチを入れるがフッカータックル。またギロチンに抱えたポイエー。フッカーはスピンをして外すが、倒れ込み座った体勢に。チョークを仕掛けるポイエーだがバックにつけていない。外して殴った。タイムアップ。
48-47、48-47、48-46の3-0でポイエー勝利。
ポイエーをあそこまで追い込むフッカーもすごいが、そこから盛り返したポイエーの底力。ライト級トップクラスは異次元の戦いをしている。