ライトヘビー級5分5R。アンカラエフ3位、ウォーカー7位。
10月のアブダビ大会で1Rノーコンテストで終わった試合の再戦。
ダゲスタン出身のアンカラエフはUFCデビュー戦でポール・クレイグに残り1秒での逆転一本負けしてから9連勝。プロハースカが返上したタイトルの王座決定戦に出場したが、元王者ヤン・ブラホビッチ相手に1-1のドローでタイトル獲得はならなかった。試合がテイクダウンから固めて削る展開で退屈だったためか、ダナ・ホワイトは直後にテイシェイラ vs. ジャマール・ヒルで王座決定戦を組み直すことを発表。戦績の割には、UFCからは推されていない。31歳。
ウォーカーは思い切りのいい打撃でUFCデビューから3連勝で一気にランキング入り。が、4戦目でコーリー・アンダーソンにパンチを効かされて逆に1RKO負け。その後はすっかり勢いが落ち、かつてのアグレッシブさが影を潜めてしまった。勝った試合も危なっかしく、負けた試合は勝負に行こうとする気持ちが見えなかった。ここ最近は久々の連勝中だったで、ランキングもじわじわと上げてきている。31歳。
前戦はアンカラエフがパンチで攻める展開で、弱気のウォーカーが下がり続け、ボディブローを完全に効かされてバックに回られピンチに陥ったが、膝をついたウォーカーの顔面にアンカラエフが反則の膝蹴り。ウォーカーは続けられそうだったが、レフェリーとの英語での意思疎通が上手く行かずに試合を止められ、ノーコンテストになってしまった。
今回はメインイベントでのダイレクトリマッチとなる。オッズは大差でアンカラエフがフェイバリット。
ジャブを入れるアンカラエフ。ウォーカーバックブローからバックスピンキック。さらに出ていくが、アンカラエフ下がりながら右を打ち込む。ウォーカーブラジリアンキック。踵落とし。トラースキックと多彩な蹴りを見せる。またバックブローを見せたが空振り。ローの蹴り合い。アンカラエフが詰めてきた。カーフ。圧されて下がるウォーカー。残り1分。アンカラエフのローがローブローに。タイムストップ。再開。ウォーカーカポエイラステップからバックスピンキックを見せるが空振り。ホーン。
1Rややアンカラエフ。
2R。アンカラエフが圧を強めてきた。左ボディ。ローの蹴り合い。ジャブを入れるアンカラエフ。ウォーカー弱気モードか。サークリングで下がり続けるが、ケージに詰まった。追っていくアンカラエフ。打撃のフェイントに反応するウォーカー。ウォーカー意を決して出たところに右をもらってダウン!ケージを背にして倒れたウォーカーの顔面に追い打ちのパンチを打ち込みKO!
完全決着。