UFC on ESPN+97:第11試合・オヴィンス・サン・プルー vs. ケネディ・エンジーチュクー

ライトヘビー級。

OSPは唯一となるJJとのタイトル戦が8年前。日本大会のメインで唯一のライトヘビー級戦だった岡見にヴォンフルーチョークで一本勝ちしたり、後のBellatorライトヘビー級GP準優勝コーリー・アンダーソンにKO勝ちするなど3連勝もしたが、それ以降は4勝7敗で大きく負け越し。ランキングからも外れて久しい。途中、ヘビー級に上げるも結果を残せず(0勝2敗)にライトヘビー級に戻している。直近4戦では引退したショーグンにスプリット判定勝ちしたのみで、3KO負け。元気がない試合が続いている。40歳となってからの初戦。

ナイジェリアのエンジーチュクーはUFC6勝4敗。重いパンチが武器のストライカーで、前回3連勝で初のランカーとの対戦のチャンスを得たが、元キックボクサーのダスティン・ジャコビーに1RKO負けで跳ね返された。グラウンド・テイクダウンディフェンスはやや不得手。31歳。

落ち気味のOSPは、オッズでは今大会一番のアンダードッグとなっている。

喧嘩四つの両者。前手で牽制しつつ、奥足で蹴りを入れ合う。右を入れるエンジーチュクー。スイッチしたOSP。ジャブの刺し合い。お互いビッグパンチがないまま残り1分。ジャブでぐらついたエンジーチュクー。OSPカーフキック。さらに左オーバーハンドを放ったが空振り。ホーン。

1Rは両者明確なポイントはなく、手数も五分。

2R。ジャブの手数を増やしてきたエンジーチュクー。OSPが前蹴りを顎に入れる。また出したが、キャッチされた。テイクダウンを狙ったエンジーチュクーだが倒せず。またジャブを入れていく。ジャブの精度に差が出てきた。手数を増やすOSP。届いていないパンチも多いが。ホーン。

2Rも差がないラウンド。

3R。変わらずジャブを突くエンジーチュクー。OSPのクリンチアッパーでエンジーチュクーダウン!すぐ立ったが詰めてパンチを入れるOSP。タックルに入るが切られて離れる。OSPのヒット率が上がっている。ジャブからアッパーがヒット。後退するエンジーチュクー。慌てずパンチをヒットさせていくOSP。エンジーチュクーも打ち返す。足を止めての打ち合い。ボディ・顔面にパンチを入れるOSP。エンジーチュクーは膝も混ぜる。OSPちょっとスピードが落ちた。腹に膝をもらい効いた。打ち合いが続く。疲れが見えるOSP。エンジーチュクーが首相撲から腹にヒザ。一瞬動きが止まったが、最後にまたパンチで出ていく。タイムアップ。

29-28OSP、29-28エンジーチュクー、29-28OSP。スプリットでOSP勝利。

今大会一番のアンダードッグだったOSPがアップセット勝利。

1ROSP、2Rと3Rが割れた。

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