UFC on ESPN53:第10試合・ペイトン・タルボット vs. キャメロン・サーイマン

バンタム級プロスペクト対決。

タルボットはローカル全フィニッシュ勝利、コンテンダーシリーズは判定だったがシリーズ記録となる145発の有効打を打ち込んでの勝利で、UFCデビュー戦からメインカードの扱い。UFC0勝1敗のニック・アギーレに対し、1Rはテイクダウンされるとずっとポジションを取られ続ける展開で落としたものの、2R以降はスタンドで攻勢となり、最後はタックルを潰してマウント→パウンド→チョークで勝利。が、弱みも見せたため、UFCでどれだけやれるかまだわからない部分がある。25歳。

南アフリカのサーイマンはUFCデビューから3連勝でクリスチャン・ロドリゲスと対戦したが、ロドリゲスが体重オーバー。組みの展開で接戦となったが、限界まで減量せず最後のスタミナを残していたロドリゲスに対し、終盤疲れが見えたサーイマンが失速して判定負けで初黒星。バックボーンはキックボクシング。今回は下からの選手を迎え撃つことになるが、バンタムでは19歳ロザスJr.に次いで2番目に若い23歳。

ジャブで出るタルボット。右を打ち込む。ケージを背負ったサーイマンに右がヒット。ミドルの蹴り合い。タルボットのミドルをもらい、一瞬顔をしかめたサーイマン。タルボットのワンツーがヒット。右からテンカオ。どんどん攻めるタルボット。サーイマン、圧をかけられ下がっている。飛び込んだサーイマンに左がヒットしスリップ気味にダウン。立たせたタルボット。ケージを背負ったサーイマンがタックルに来るタイミングでヒザ!尻もちをついたサーイマンにパウンド連打。サーイマン立って凌いだが、タルボットがさらにパンチ・ヒザで攻める。引き込み気味に下になったサーイマンだが、すぐに立ち上がった。どんどん詰めるタルボット。右の肘。前蹴り・アッパー・左フック。左ミドル。もらってスイッチしたサーイマン。サーイマンのミドルがローブローになりタイムストップ。再開。強いパンチを放っていくサーイマン。しかしタルボットのパンチが的確に顔面を捕らえる。パンチからテンカオ。サーイマンの蹴りをキャッチしてテイクダウンしたところでホーン。

1Rタルボット。

2R。開始直後に飛び込んできたサーイマンにタルボットのカウンターの左が入りダウン!鉄槌連打!動いて逃れようとするサーイマンにバックからパウンド!向き直ったサーイマンだが、パウンドを顔面に連続でもらうのを見てレフェリーストップ!

初戦は0勝1敗の相手にやや苦戦する場面も見せたタルボットだが、今回はすでに実績を上げているサーイマンを圧倒。期待に応えた。

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