UFC on ESPN56:メインイベント・デリック・ルイス vs. ホドリゴ・ナシメント

ヘビー級5分5R。ルイス12位、ナシメント15位。

ルイスは3年前にランキング2位でシリル・ガーンと暫定王座決定戦で対戦したが、アウトボクシングに徹するガーンを捕まえられず判定負け。その後はクリス・ドーカスとマルコス・ホジェリオ・デ・リマに1RKO勝ちしたが、ツイバサ、パブロビッチ、スピバックにはフィニッシュ負け、前戦のアウメイダ戦はテイクダウンされポジションを取られる展開で判定負け。ランキングもじわじわと下がり、もうすぐランク外に。わかりやすく殴り倒すスタイルで会場人気は高いが、最近はもう攻めを読まれていて、パブロビッチには打ち合いで逆にKOされるなど、限界が見えてきている。KO勝ち14回はUFC史上最多、試合数も29戦目はアルロフスキーに次いでヘビー級史上2位。39歳。

ナシメントはUFC7戦目で初メイン。4勝1敗1NCで、現在3連勝中。組み主体で、テイクダウンしての打撃・極めでのフィニッシュが多いが、前戦はストライカーのドンテイル・メイエス相手にグラウンドにならなかったものの、打撃でも勝負し判定勝ち。が、両者見合いが多い展開で会場からはブーイングが飛んでいた。唯一の敗戦はルイスにKO負けしているクリス・ドーカスで、スピードのあるドーカスのパンチを序盤にもらっての秒殺KO負け。31歳。

オッズではルイスが2年ぶりのフェイバリット。

すぐに間合いを詰めたルイスが左ハイ。組んでパンチを打ち込むと四つからテイクダウン狙い。ケージ際で入れ変えたナシメントだが、ルイス大外刈りでテイクダウン。すぐにケージを使ってたったナシメント。クラッチしてテイクダウンを狙ったが、こらえてまた毛時に押し込んだルイス。ヒザ。離れた。二段蹴りを見せたルイス。パンチで飛び込み連打をヒット。組み付いたナシメント。ボディロックから外掛けテイクダウン。ハーフからパウンド。ヒジ・パウンドを打ち込んでいく。下で動けないルイス。マウント。が、ルイス反転して上に。ナシメントは残り20秒下からホールドして凌ぐ。ホーン。

1Rナシメント。

左右のパンチで出たルイス。そのまま組み付いてケージに押し込む。ヒザ。しかし入れ替えたナシメント。差し返して更に入れ替えるルイス。離れた。パンチで出るナシメント。ルイスクリンチアッパー。離れ際に左右のパンチからアッパー。ラッシュ。クリンチで凌ぐナシメントだが、ルイス差し返すとヒジ。離れてパンチを打ち込むルイス。が、テイクダウン狙いをスカされて膝をついたところでバックを取られる。ハーフバック。残り1分。ハーフで上になったナシメント。打撃を落としていく。ホーン。

終盤ナシメントの攻めがあったが、それまでのルイスの攻めでややルイスか?

3R。また二段蹴りを見せたルイス。右オーバーハンドが側頭部にヒットしナシメントダウン!ニーオンからパウンド連打!しがみついてしのごうとするナシメントだが、パウンド連打が入ってレフェリーストップ!

ルイス、ビーストポーズからファイトショーツを脱ぐパフォーマンス。さらにファールカップ、グローブも客席に投げ入れる。

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