UFC303:第9試合・イアン・マシャド・ギャリー vs. マイケル・ペイジ

ウェルター級。ギャリー7位、ペイジ14位。

アイルランド出身でネクストマクレガー候補のギャリー。MMA14連勝で、UFCでも7連勝中。しかし、7勝のうちボーナス獲得はKO勝ちしたダニエル・ロドリゲス戦のみで、ランカーと対戦するようになってからは、距離を取っての打撃でポイントアウトしての安全策を取りがちで、試合内容はそれほど派手ではない。柔道・キックがバックボーンの26歳。

鳴り物入りUFCと契約したペイジは、3月にUFCデビュー。当時ランキング13位のケビン・ホランド相手に、事前のオッズではアンダードッグという評価だったが判定勝ち。しかし、2Rにテイクダウンからチョークを仕掛けられるピンチもあり、後半ホランドの失速にも助けられての勝利で、期待されたインパクトのあるKO勝利は見せられず。前回はペイジありきのマッチメイクだったが、今回はUFCとしてはスター候補同士の潰し合いに。UFCとしては、どちらか1人がスター候補として生き残れば良いという考えか。37歳。

いつも通り半身でノーガード、前後に足を開いた構えのペイジ。ステップしながら飛び込みを狙う。ギャリーは様子見。牽制の左ハイ。ペイジの蹴りをキャッチしたギャリーがテイクダウン。ケージを使って体を起こそうとするペイジだが、ギャリーボディロックして他汗内。片膝立ちのペイジに左足をフックしバックに回る。両足フック。四の字バック。チョーク。体を伸ばして絞める。パームトゥパームからマタレオン。またパームトゥパーム。顎の下に腕が入っているが、腕を掴んで外したペイジ。しかしなおも四の字バック。ペイジはギャリーの右腕を掴んでディフェンスするが、左腕でパンチを入れていくギャリー。残り30秒。ペイジは防御に徹する。ギャリーもフィニッシュ狙いよりパンチで削り続ける。ホーン。

1Rギャリー。

2R。ペイジまたステップしつつ詰めていく。右を放つ。ギャリーはガードを上げて様子見している。ペイジジャブから右オーバーハンドを放つ。ワンツーで飛び込んだが、ギャリーバックステップし距離を取る。ギャリー左ハイ。かわしたペイジ。ペイジのカーフキックにワンツーを合わせるギャリー。パンチで飛び込んだペイジだが、組み止めたギャリーがボディロック。ケージにもたれてディフェンスするペイジ。押し込みながらヒザを入れるギャリー。足をかけてテイクダウンを狙うがこらえるペイジ。ギャリー引き込んで足関。サドルから内ヒールを狙う。草刈りで倒した。足を引き抜いたペイジ。立って離れた。残り1分。ペイジのワンツーがヒット。飛びヒザ。ジャブから右オーバーハンド。ギャリーのワンツーからバックスピンキックをかわしたペイジ。ホーン。

2Rややペイジか。

3R。ライブオッズはイーブンに。ペイジ前蹴りから右フック。ギャリーの右ハイはブロック。飛び込んだペイジにギャリータックルに行くが、ペイジそのまま押し倒した。すぐにガードを取るギャリー。下から四の字ロックガード。ヒジを入れるギャリー。四の字ロックを解除するとペイジ離れて立った。スタンドに。ギャリータックル。ボディロックに。こらえて背中を向いたペイジの背中に乗った。ハーフバックからチョークを狙う。残り1分。パンチを入れながらチョークを狙うギャリー。ペイジは前に落とそうとしているが落ちない。時間が過ぎていく。タイムアップ。

両手を上げたギャリー。

判定三者29-28でギャリー勝利。

ギャリー無敗を維持しUFC8連勝。

ペイジはUFC2戦目で初黒星。スタンドでいいパンチをヒットさせる場面もあったが、効かせるには至らず。

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