UFC on ESPN60:第9試合・カート・ホロボー vs. カイナン・クルシェウスキー

ライト級。

ホロボーは昨年のプロスペクトvsベテランがテーマのTUFにベテランチームで出場。同じベテランチームのオースチン・ハバードに一本勝ちして優勝を果たしたが、今年3月のTUF後の初戦では、トレイ・オグデンにテイクダウンから塩漬けにされ判定負け。20勝のうち7KO・10一本勝ちのフィニッシャー。出戻りのため若くはなく、もう37歳。

ブラジルのクルシェウスキーは昨年9月のコンテンダーシリーズで勝ってUFCとの契約を決めたが、昨年11月のUFCデビュー戦は、試合5日前の直前の欠場選手の代役で急遽決まった。そのため、ライト級より10ポンド重い165ポンド契約の試合で、UFC2連勝中でチャールズ・オリベイラのスパーリングパートナー・エルブス・ブレナーと対戦したが1RKO負け。こちらも15勝のうち4KO・9一本勝ちでフィニッシュ率が高い。33歳。

オッズではTUFウィナーのホロボーがアンダードッグ。

両者オーソドックス。ジャブを入れたホロボー。四つに組んだ。ケージに押し込む。ヒジを入れて離れたクルシェウスキー。また組んだホロボーがケージに押し込みながらヒザを入れていく。首をギロチンに抱えるクルシェウスキー。離れた。カーフを蹴るホロボー。カットしていないクルシェウスキー。またカーフ。パンチを入れるホロボーを首相撲に捕らえたクルシェウスキーだが、ホロボーまたケージに押し込みタックルへ。またギロチンに抱えるクルシェウスキー。しかし押し込まれて放した。離れ際にヒザを入れたホロボー。下がらずケージを背負わせたままワンツーを入れたホロボー。押し込んでヒザ・ボディブロー。離れた。クルシェウスキー距離を取るが、追ってケージを背負わせたホロボーが右をヒット。スーパーマンパンチから四つに組んだクルシェウスキーだが、ホロボーが押し込んだ。シングルレッグを狙ったホロボーにニンジャチョーク。放したが首相撲に捕らえる。近距離での打撃戦。ホロボー詰めてパンチを入れる。ホーン。

1Rややホロボー。

2R。クルシェウスキーがパンチで出てきた。打ち合うホロボーだが右をもらいちょっと効いた。四つに組んだクルシェウスキーをケージに押し込むと、クルシェウスキーまたギロチン。引き込んで絞めようとする。足のクラッチを防いだホロボーがまた立ち上がるが、クルシェウスキー今度はニンジャチョーク。自ら下になりディフェンスするホロボー。凌いで立った。クルシェウスキー立ち際にまたギロチン。しかしスッポ抜けて下に。ホロボー上からパウンド。ケージを使って立ったクルシェウスキーだが、ギロチンで力を使いすぎたのか動きが落ちている。ホロボーがケージに詰めてパンチを入れる。ガードが下がっているクルシェウスキー。ホロボーのラッシュをショルダーブロックして凌いだクルシェウスキー。打ち合いになるが、パンチがヒットしているのはホロボー。それでも手を出していくクルシェウスキー。右がヒットしクルシェウスキーふらついた。右ストレート。右ボディを入れるホロボー。一転してタックルに入るとクルシェウスキーはまたギロチンで引き込んだ。ホロボーも疲れがあるのかなかなか外せない。しかし外れた。ホロボーパウンド。ホーン。

2Rホロボー。両者フルダウン度戦ったかのような消耗。

3R。両者足を止めての打ち合い。クルシェウスキーのパンチがヒットしたが、ホロボーも下がらず打ち返す。四つに組んだクルシェウスキーが外掛けテイクダウン。ハーフ。ガードに戻すホロボーにヒジを入れる。クルシェウスキーがパスを狙うが、ホロボースクランブルからタックルに入り立った。クルシェウスキーがパンチをヒットさせるがホロボー下がらず出ていく。しかしクルシェウスキーのタックルで簡単に倒された。ホロボーKガードからスイープを狙う。後転からタックルに入る。倒して上になるとハーフからヒジ。クルシェウスキーさすがに消耗して背中をべったりつけている。ハーフからヒジを入れるホロボー。ガードに戻したクルシェウスキー。体を起こしたがホロボーバックに回りチョーク。しかし外れた。なおもバックマウント。パンチを入れるホロボーにクルシェウスキーはヒジを打ち込む。タイムアップ。

三者29-28でホロボー勝利!TUF決勝以外のUFC本戦では初勝利。激闘を制した。

クルシェウスキーはギロチンでの引き込みを繰り返し、惜しい場面もあったものの、フィニッシュには至らずポジションを悪くしただけだった。

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