UFC304:第5試合・オーバン・エリオット vs. プレストン・パーソンズ

ウェルター級。

イギリスのエリオットはコンテンダーシリーズを経て2月にUFCデビュー。UFC0勝1敗のバル・ウッドバーンと対戦すると、ウッドバーンのテイクダウンディフェンスの拙さにも助けられ、簡単にポジションを取る展開。しかしバックマウントから攻めあぐね、3Rにはスタミナも切れてしまい、判定勝ちしたが反省点も多い試合だった。26歳。

パーソンズUFCデビューから4戦だが、代役出場のエヴァン・エルダーを除くと、ダニエル・ロドリゲス、トレヴィン・ジャイルス、マシュー・セメルスバーガーと、いずれも中堅レベルの相手との対戦。ロドリゲスにはKO負けしたが、ジャイルスにはスプリット判定負け、セメルスバーガーにはテイクダウンで削っていく展開で判定勝ち。オッズはパーソンズがややフェイバリットになっている。29歳。

パーソンズが詰めて左フックで飛び込むとそのまま組み付いた。差し返して入れ替えるエリオット。入れ替え合うが離れた。詰めるエリオット。パーソンズはステップしながら左ハイ。詰めるエリオットがバックスピンキック。インローを蹴るエリオット。カーフで足を払ったパーソンズだが、エリオットはすぐ立て直すと組んでケージに押し込む。シングルレッグに切り替えたが倒せず。ダブルアンダーフックに。しかし倒せず放した。パーソンズが打撃で出るが、エリオットも左右のパンチで出る。詰めたエリオットにタックルに入るパーソンズだが、エリオット受け止めてケージに押し込む。押し込まれた状態で打撃戦。ホーン。

僅差の1Rだが、ヒット数でややパーソンズか。

2R。詰めたパーソンズがタックルに入るが、エリオットは小手に巻いてしのぐとケージ際で入れ替えて離れる。詰めてパンチを入れるパーソンズ。ジャブ。パーソンズタックル。タイミング良く懐に入ったが、エリオットがぶって切った。バックに回ったエリオット。テイクダウンを狙うが、パーソンズがキムラを狙うと腕を抜いて離れる。ワンツーを入れたエリオット。詰めたパーソンズをかわしてスタンドバックに。またテイクダウンを狙う。離れた。パーソンズ消耗しているか。やや動きがにぶい。間合いを詰めるパーソンズにテンカオから右ストレート。パーソンズ詰めるが手が出ていない。残り1分。四つに組んだパーソンズが大内テイクダウン狙いからシングルレッグへ。エリオットはシングルレッグのカウンターでキムラ。そのまま倒れ込んで極めに行くが、先に回転して立ったパーソンズ。しかしエリオットがケージに押し込んでいく。ホーン。

2Rはエリオットか。

3R。エリオットの右がヒット。パーソンズが出たところを入れ替えてパンチを入れる。またタックルに入るパーソンズ。切ろうとしたエリオットからバックを狙ったが前に落とされる。押さえ込もうとするエリオットだが、パーソンズ離れて立った。しかしこの攻防で消耗したか。エリオットがスタンドで先手を取る。四つに組んだ。ケージに押し込む。離れた。打撃で出ていくパーソンズだが、エリオットはステップしてかわす。詰めたパーソンズを入れ替えて左右のパンチを打ち込むとまたケージに押し込む。ヒジを入れて離れた。パーソンズまたタックル。エリオットまたカウンターのキムラを狙ったが、こらえたパーソンズがついにテイクダウン。しかしエリオットは倒れた瞬間に腕十字。膝で頭を踏んでディフェンスするパーソンズだが時間が過ぎていく。腕を抜いた。がぶるパーソンズ。バックを狙ったがエリオット立った。時間がなくケージレスリングの攻防でタイムアップ。

29-28、30-27×2の3-0でエリオット勝利。

組みで譲らず接戦を制した。

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