UFC304:セミファイナル・トム・アスピナル vs. カーティス・ブレイズ

ヘビー級暫定タイトルマッチ5分5R。

アスピナルは柔術・ボクシングがバックボーン。UFC7勝1敗で、唯一の敗戦が今日対戦するブレイズ。2022年に地元イギリス大会で対戦した時には、開始わずか15秒で膝を痛めてTKO負けしている。ヘビー級ではあまり珍しくないが、キャリア17戦はすべてフィニッシュ決着で、UFCでの8戦中、アルロフスキー戦を除く7試合が1R決着。ローカル時代を含めても、14勝中12勝が2分以内にフィニッシュしている。まだまだ底が見えないが、前王者ガヌーがUFC離脱、正王者JJは怪我で欠場中で、本当のトップ選手との対戦がないままタイトルを獲得しているため、評価がそこまで上がっていない。31歳。

ブレイズはUFC19戦目で初のタイトルマッチだが、あと1勝すればタイトル戦というところで敗れてを繰り返しており、王者が欠場中で暫定王座防衛戦が行われるのでなければ、タイトル挑戦まではまだ時間がかかったかもしれない。22年7月のアスピナル戦の勝利後には、セルゲイ・パブロビッチに1RKO負け。パブロビッチは次戦でアスピナルと暫定王座決定戦で対戦している。今年3月の前戦は、UFC無敗のジャイルトン・アウメイダに対しタックルをがぶって打撃を打ち込んでのKO勝ち。レスリングのジュニアカレッジ王者で、テイクダウン&パウンドが武器。33歳。

両者オーソドックス。右を放つブレイズ。顎にヒットするが、アスピナルパンチで出てケージに押し込む。自ら離れたアスピナル。右を打ち込むブレイズだが、アスピナルの右フックがテンプルにヒットしブレイズダウン!すかさずバックに回りパウンド連打!打たれ続けて体が伸びるブレイズ。レフェリーストップ!

アスピナル、またも秒殺KO勝利。

ブレイズは止められた際にストップが早いアピールをしていたが、体が伸びていたし仕方がない。

勝ったアスピナルはジョン・ジョーンズとの王座統一戦をアピール。果たして実現するのか。

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