PFL2024#7:メインカード第1試合・リズ・カモーシェ vs. タイラ・サントス

女子フライ級トーナメント準決勝。カモーシェが1ポンドオーバーしたため、トーナメント上では減点1でのスタートとなる(公式記録では減点なし)。また、判定ドローの場合はサントスの勝ち上がりとなる。そのため、カモーシェが判定で勝ち上がるためには1Rも落とすことはできず、1R取られた時点でフィニッシュが必要となる。

カモーシェはサントス同様、シェフチェンコのタイトルに挑戦したが判定負けしているが、カモーシェの場合はタイトル獲得失敗後に即リリース。その後Bellatorに参戦し、連勝でジュリアナ・ベラスケスのタイトルに挑戦。押される展開から、4R残りわずかでクルスフィックスからの肘連打で逆転勝利。ダイレクトリマッチでは2R腕十字で勝利。さらにPFLのリーグ初戦でも対戦し判定勝ち。2戦目は渡辺華奈とのBellator以来の再戦で、テイクダウンされる展開から、3Rに消耗した渡辺をパンチで攻め、最後は腕十字で逆転一本勝ちした。40歳。

2022年にUFCでヴァレンチーナ・シェフチェンコのタイトルに挑戦しスプリット判定負けしたサントス。次戦でエリン・ブランチフィールドに敗れて連敗すると、ランカーにもかかわらずリリース。PFLと契約すると、初戦はイララ・ジョアニにチョークで一本勝ち。2戦目はグラップラーのビショップ相手に2Rまでテイクダウンを切る展開で、3Rにはマウントを取られるピンチがあったが、極めをしのいでの判定勝ちで勝ち上がった。31歳。

打撃で出ていくカモーシェ。ケージまで下がるサントスだが、前蹴りで下がらせる。インロー。ジャブで出ていくカモーシェ。カモーシェパンチからタックルへ。右足をクラッチするが、サントス脇を差して防ぐ。ケージに押し込んでテイクダウンを狙うカモーシェ。サントスも股の間に腕を通してクラッチして防ぐ。シングルレッグ→ダブルレッグと切り替えるカモーシェだが倒せず。サントスが差し返してダブルアンダーフックからサバ折りテイクダウン。パスを狙いつつパウンドを落とすサントス。ガードから腕十字を狙うカモーシェだが、足をサバいてパスしたサントス。バックに回り両足フックしバックマウント。チョーク。顎の上。残り10秒でまた腕十字を仕掛けたが、また顎の上でカモーシェ耐える。ホーン。

1Rサントス。この時点でフィニッシュが必要となったカモーシェ。

2R。すぐに打撃で出るカモーシェ。サントスもジャブ・カーフキックを返す。飛び込んでアッパーを放つカモーシェ。ワンツーからのカーフキックで足が流れたサントスだが、逆にワンツーを打ち込みカモーシェの首がのけぞる。さらにワンツーをヒットさせるとタックルにつなげたサントス。ケージに押し込みボディロックからテイクダウン狙い。ボディロックからのテイクダウン狙いを小手投げで凌ぐカモーシェ。残り1分でカモーシェが四つから外掛けテイクダウン。サントスは下からホールディングで凌ぐ。上のカモーシェが細かいパンチを入れるがホーン。

2Rは微妙だが、いずれにしてもカモーシェのフィニッシュが必要な状況は変わりない。

3R。カモーシェいきなりタックルからテイクダウン。サイドを取っている。マウントを狙う。しかしサントスケージを蹴って立ち上がった。四つからテイクダウンを狙うが、カモーシェが差し返して入れ替えテイクダウン狙い。ケージでこらえるサントスだが、カモーシェがダブルアンダーフック。離れ際に左フックを入れたサントス。ワンツーを入れる。さらにワンツーを入れるとカモーシェはローを返す。サントスの右がクリーンヒットし、一瞬動きが止まったカモーシェ。しかし追い打ちに行かず距離を取る。カモーシェタックルに入るが、またカモーシェの股を通してクラッチしがぶる。サントスの左足をキャッチして押し込んでいくカモーシェだが、サントスこらえてパウンドを入れる。残りわずかでテイクダウンしたカモーシェだが、サントスは首を抱えて凌ぐ。タイムアップ。

29-28×3の3-0でサントス勝利。

タイトルとURLをコピーしました