UFC305:第5試合・ケイシー・オニール vs. ルアナ・サントス

女子フライ級。オニール15位。

イギリス・スコットランド生まれで10歳からオーストラリアに移住したオニール。父親がキックボクサーで、自身も4歳からキックを始め、13歳からは柔術も開始。父が運営するMMAプロモーション・Eternal MMAでキャリアを積み、5連勝でUFCと契約すると、UFCでも4連勝でランキング入り。が、昨年3月のジェニファー・マイア戦で判定負けしてMMA初黒星を喫すると、12月にはアリアネ・リプスキにダウンを奪われた後に腕十字を極められて初の一本負けで連敗中。26歳。

当初、テレザ・ブレダとの対戦が組まれていたが、ブレダが欠場。約20日の直前オファーでルアナ・サントスが代役出場する。

先月14日に試合し、1Rチョークで勝利したばかりのサントス。UFC3連勝となり、次はランカーとの対戦が期待されていたが、予想外に早くそのチャンスが巡ってきた。バックボーンは柔道で、投げでテイクダウンしてからの極めが武器。まだ24歳。

オニールがパンチで出ていく。ジャブ。組んだオニール。ボディロック。しかしサントスギロチンに抱えた。ケージに押し込むと放してタックルへ。ボディロックからバックに回ったサントス。クラッチを切って正対したオニール。引き剥がした。ジャブから右。インロー。さらにワンツーと打撃で攻めるオニール。サントスもワンツーを返す。オニールがプレスしていく。下がるサントス。ワンツーを入れるオニール。サントスはケージ際をサークリング。右オーバーハンドを返すが単発。オニールがワンツーを入れて距離を取るヒット&アウェイを繰り返す。組みを警戒しているか。左墓碑から右。残りわずかでラッシュしたオニール。ホーン。

1Rオニール。

2R。すぐプレスするオニール。サントスケージ際まで下がるが、オニールのミドルをキャッチすると軸足を刈ってテイクダウン。バックに。オニール立ってスタンドバック。ケージ際で正対するオニール。強引に投げを狙うサントス。オニールこらえるがバックに回った。しかしオニール正対。逆にダブルアンダーフック。サントス投げを狙ったが、こらえたオニール。離れる。パンチで出たサントスにワンツーを返すオニール。オニールが打撃で攻勢。ケージを背負ったサントスにオニールから組みに行く。投げを狙ったサントスだが、オニールこらえてヒジ。離れた。サントスの蹴りをキャッチして左ストレートをヒットさせるオニール。前蹴り。足払いを狙ったサントスだが倒せず。ホーン。

2Rオニール。サントスの柔道の投げは対策されており、打撃で攻めるしかないがそこで打ち負けている。

3R。オニールが打撃を入れていく。サントスも出るが、オニールにバックステップでかわされる。パンチのコンボを打ち込むオニール。打ち終わりにパンチを返すサントスだが、バックステップされ空振り。サントス組み付いて首投げ。しかしバックから足を絡めたオニールが首を抜いてバックに回る。バクマウントからパウンド。四の字バックに。反転しようとするサントスだが回らせないオニールがバックキープ。オニール残りわずかでチョーク。顎の上で決まってはいないがが、サントス逃れられないままタイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0でオニールが連敗ストップ。10-8つくラウンドはないと思ったが。

3連勝していたサントス、UFC初黒星。直前の代役出場だったが、オニールはしっかりサントス対策を立てて実行してきた。

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