UFC307:第9試合・ロマン・ドリーゼ vs. ケビン・ホランド

ミドル級。ドリーゼ10位。ホランドウェルター級15位。

バンタム級王者ドバリシビリ、フェザー級王者トプリアと同じジョージア出身のドリーゼ。UFC7勝3敗。ミドル級に落としてから4連勝した後、マーヴィン・ヴェットーリとナッソーディン・イマボフに連敗。6月には相手が欠場して試合が消滅すると、同じ月のUFC303で対戦相手が欠場したライトヘビー級のアンソニー・スミスに急遽代役として名乗りを上げ、2Rまで打撃戦で上回ると、3Rには攻めずに逃げ切って判定勝ち。今回は本来のミドル級に戻している。サンボ・柔術がバックボーンで、意外と足関を仕掛けることもあるが、UFCではそれでフィニッシュしたことはなく、重いパンチでのKOが多い。36歳。

ホランドはミドル級で5連勝してメインイベンターとなったが、テイクダウンディフェンスとリカバリーがザルであることがバレて連敗。階級をウェルターに落とすと、再び得意の打撃が冴えるようになり連勝したが、ジャック・デラ・マダレナとマイケル・ペイジという注目株に連続判定負け。6月の前戦は階級上のミドルに戻してミハル・オレクシェイチュクと対戦し、パンチでダウンを奪われたが、ガードからの腕十字で一本勝ち。未だにウェルター級のランキングにとどまっているので、階級を戻した認識ないようだが、とにかく金を稼ぎたくてハイペースに試合をするために、ミドル級での試合のオファーも受けている。31歳。

関節蹴りを蹴るホランド。距離をキープしジャブを打ち込む。ドリーゼのカーフキックをキャッチしたが離れた。ドリーゼタックル。テイクダウン。ホランド下から四の字ロッククローズドガード。が、これでは立てない。ドリーゼがパウンドを打ち込んでいく。相変わらず下からのリカバリーがないホランド。パウンドを凌ぐのみ。腕十字を狙ったがかわされた。うつ伏せになり動きが止まったホランド。ドリーゼマウント!パウンド連打。腕でブロックしてしのごうとするホランド。下から何かアピールしているホランド。ホーン。

脇腹を指差すホランド。痛めたか?腕十字をサバかれた瞬間に脇腹を押さえて動きが止まったので、その時に痛めたのかもしれない。

セコンドが止めたのか、試合終了。ドリーゼの1R終了TKO勝ち。

アウェイのドリーゼにブーイング。何も悪くないが、ブーイングを送る観客を煽るドリーゼ。

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