UFC on ESPN+98:セミファイナル・ブラッド・タバレス vs. パク・ジュンヨン

ミドル級。7月に組まれていたが、ジェヨンの計量後の体調不良により中止となっていた。

タバレスはTUF出場から15年間UFCで戦い続けている大ベテラン。UFC15勝9敗と勝ち越しているが、15勝のうち13勝が判定勝ち(2KO)。組んでケージへの押し込みが武器。しかし、ここ4戦では1勝3敗で、勝ったのは連敗中だった元王者クリス・ワイドマン戦。直近の2敗はKOでの負けで、ダメージが徐々に蓄積してきている。36歳。

韓国のジュンヨンはUFC7勝3敗と、ランキング一歩手前。押さえ込みでの判定勝ちが多かったが、3試合連続チョークでの一本勝ちし4連勝とすると、前戦で元ランカーのアンドレ・ムニスと対戦。実に11度もテイクダウンを奪われ、ムニスのポジションキープからのコントロールに苦しめられたが、上を取り返してのパウンドでダメージを与えたのはジュンヨン。最近の傾向だとグラウンドでのコントロールは評価されにくいが、判定はスプリットでムニスに入り、ジュンヨンの連勝はストップし、ランキング入りは遠のいてしまった。33歳。

カーフを蹴ったジュンヨンにタバレスのワンツーがヒット。後方にダウンしたジュンヨン。すぐにバックに回るタバレスハーフバック。立ったジュンヨン。タバレスクラッチを放して離れた。ジュンヨンパンチで出る。ダウンのダメージはないのか。タバレスはケージ際をサークリング。ジュンヨンのワンツーに右を返してヒット。ジュンヨン組んでケージに押し込む。外掛けテイクダウン狙い。こらえたが背中を向けたタバレスからスタンドバック。離れ際にバックヒジを入れたジュンヨン。残り1分20秒。また詰めるジュンヨン。カーフキック。ワンツーを返すタバレス。ジュンヨンの右がヒットするがタバレスも右を返す。さらにカーフキック。ケージ際から出さずにパンチを入れるジュンヨンだが、タバレスサミングをアピールしタイムストップ。しかしビデオ判定の結果有効なパンチと見なされ続行。ホーン。

1Rはダウンを奪ったタバレス

2R。シャープなワンツーを入れるタバレス。ジュンヨン打たれながらも出る。蹴り足を取って軸足を払いテイクダウンしたが、タバレスすぐ立った。が、ケージを背負っている。ジュンヨンパンチを打ち込む。タバレスのパンチももらっているが打たれながら打ち合うジュンヨン。ケージに押し込みアッパー。カーフキック。何度もカーフを蹴るジュンヨン。前に出る圧はなくなったが、カーフ狙いに切り替えたか。タバレスワンツー。距離を取ってのカーフを蹴り続けるジュンヨン。ジャブ。タバレスは強打で出る。手数ではジュンヨン。ジャブを突く。ホーン。

2Rは有効打数でジュンヨンが取り返したか。

3R。ジュンヨンまた出てきた。足を止めての打ち合い。バランスを崩したタバレスがケージまで後退するとそこに飛びヒザ。ブロックしたタバレスだがジュンヨン組んでスタンドバックに。テイクダウン狙い。こらえているタバレスだが、組み負けた体勢で時間が過ぎていく。タバレス外掛けテイクダウン。すぐに亀になるタバレスハーフバックの体勢。パウンドからチョークを狙う。逃げなければいけないタバレスだがチョークのディフェンスが精一杯で時間が過ぎていく。ヒジ。ハーフガードの体勢になったが固められ動けないタバレス。タイムアップ。

ガッツポーズを見せる両者だが…。

29-28タバレス、29-28ジュンヨン、29-28ジュンヨン。スプリットでジュンヨン勝利。

判定は割れたが、2R・3Rはジュンヨンが妥当では。ジュンヨンは1Rのダウンのピンチを乗り越えて再起に成功した。

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