ウェルター級だったがグッデンが1.5ポンドオーバーでキャッチウェイトに。
ストライカーのエンジョクアニは、Bellatorで5勝3敗と割と実績を残していたが、UFCにはDWCSでの査定を経てから契約。UFCデビューから2試合連続で1RKO勝ちしてPOTNを受賞したが、そこからグレゴリー・ホドリゲス、アルベルト・ドュラエフ、ミハル・オレクシェイチュクに3連敗。前戦からウェルターに落としている。ウェルター初戦はUFC0勝3敗と未勝利のリース・マッキー相手にスプリット判定での勝利ではあったが、連敗を止めた。ウェルター級では規格外の203cmの長いリーチを持つ。35歳。
グッデンはUFCとの最初の契約時は1勝3敗でリリース。その後、ローカルで4勝1敗の戦績を残すと、アブバカル・ヌルマゴメドフの代役として、試合3日前に再契約(ただし6ポンドの大幅体重オーバー)。カールストン・ハリスに判定負けしたが、昨年12月の2戦目では、ウェリントン・トゥルマンに2Rにパンチでダウンを奪い、パウンド連打からのチョークで一本勝ちして再契約後初勝利を挙げた。強い右を持つ一方、スタンドで頭の位置が変わらないためパンチの被弾が多い。30歳。
いきなりタックルに入ったグッデン。テイクダウン。エンジョクアニは寝かされずにすぐ立ちに行く。放さずケージに押し込んだグッデンだが、エンジョクアニは四つから腹にヒザを入れる。押し込みながらヒザで攻め続けるエンジョクアニ。さらにヒジ。抜け出せないグッデン。残り1分。グッデンボディロックしてバックに回った。が、クラッチを切って引き剥がしたエンジョクアニが、また四つに組んでケージに押し込む。腹にヒザを入れると、グッデン嫌がって半身の体勢に。効いてきたか。押し込んでヒジ・ヒザ、首相撲に捕らえてさらにヒザ。ホーン。
1Rエンジョクアニ。
2R。先に出てきたグッデン。打撃で先手を取ろうとする。組むとケージに押し込んだグッデンだが、エンジョクアニが入れ替えてまた1Rと同じ体勢に。また押し込んで腹にヒザを入れていく。さらに首相撲からヒジ。削り続ける。グッデンもパンチやヒザを打ち返しているが分が悪い。残り30秒でようやく抜け出したグッデンがパンチを打ち込んだが、距離を取られると出ていけない。ホーン。
2Rエンジョクアニ。
3R。出てきたグッデンだが、組んで腹にヒザを入れるエンジョクアニ。しかしグッデン四つから外掛けテイクダウン。足で離してケージで立つエンジョクアニ。なおもテイクダウンを狙うグッデンだが倒せず離れた。パンチで出たグッデンに強烈なヒザがヒット!グッデン下がってケージを背負う。左ハイを入れるエンジョクアニ。しかし仕留めに行かない。エンジョクアニも余力がないのか。グッデン組んでケージに押し込んだ。テイクダウンを狙ったが潰されて下になる。エンジョクアニマウント。エビでハーフに戻した。下からキムラを狙うが外れる。エンジョクアニハーフからヒジ。グッデン下からキムラ。さらに腕十字を狙ったが入れずガードに。エンジョクアニインサイドからパウンド。グッデンの腕十字をサバいてパス。またハーフで押さえ込むエンジョクアニ。パウンド。タイムアップ。
三者フルマークでエンジョクアニ勝利。
ケージに押し込んでヒザで削る展開で完勝。が、一番の武器のはずのスタンドでの打撃のが、ミドル時代よりは怖くなくなっている気がする。