UFC308:第10試合・レローン・マーフィー vs. ダン・イゲ

フェザー級。マーフィー12位、イゲ14位。

イギリスのマーフィーは元ボクサーのストライカー。UFCデビュー戦でドローだった後6連勝中。前戦のバルボーザ戦でランカー初挑戦。ムエタイバックボーンのバルボーザに対し、終始パンチで打ち勝っての判定勝ち。しかし今回は下位ランカーのイゲとの対戦に。33歳。

イゲは中堅クラスで5連勝でランキング入りしたが、ランカーになってからの戦績は5勝6敗で負け越し。5勝の相手はすべてノーランカーで、ギリギリランキング15位以内をキープしている。前戦はUFC303の試合当日に、発熱で欠場したブライアン・オルテガの代役として出場し、ディエゴ・ロペスと対戦。急に相手が変更になったロペスも通常の戦いぶりではなく、3Rにはイゲがグラウンドで上になりヒジ・パウンドを入れる場面もあったが判定負けした。レスリング・柔術がバックボーンのストライカー。33歳。

イゲが間合いを詰める。マーフィーサークリング。追いかけてパンチを出すイゲだがかわすマーフィー。イゲカーフキック。ワンツー。マーフィーもカーフを返す。お互い右を打ち込んだ。イゲどんどん出る。右ボディ。ケージを背負うマーフィーだが右フックをヒット。イゲがまた出てマーフィーにケージを背負わせるとダブルレッグへ。テイクダウン。体を起こそうとするマーフィーに対し、レッグマウントで固めたイゲ。背中を付けたマーフィーのバックに回る。足のフックを許さず立ったマーフィー。正対。組み合った体勢からボディを入れた。離れる。カーフキック。イゲワンツー。カーフキック。マーフィー右フックからバックスピンキック。右ハイ。マーフィーの左ミドルの打ち終わりにイゲの左が入りマーフィーダウン!イゲパウンド。立ったマーフィーだがケージを背負ったところにパンチのラッシュ。しかしブロックで凌いだマーフィーがパンチを打ち返す。逆にタックルに入ったマーフィー。テイクダウン。イゲ下からキムラスイープ。ホーン。

1Rはダウンを取ったイゲのラウンド。

2R。イゲが中央を取ると詰める。イゲ右ボディ。マーフィーのカーフに左フックを合わせた。マーフィーちょっと出られないか。イゲタックルへ。ケージまで押し込んで組み付いたが、マーフィー入れ替えた。押し込みながら殴るマーフィー。離れた。マーフィーが打撃で先手を取る。蹴りからボディ。逆に手数が減るイゲ。残り1分。マーフィーパンチからまた組み付いてボディロック。テイクダウン。すぐマウントの体勢になっている。パウンド。イゲ反転して上に。下から三角クラッチを狙うマーフィーだが浅い。ホーン。

2Rはマーフィー。

3R。イゲ距離を詰めたが、マーフィーが組んでボディロック。小手を巻いて内股で凌ぐイゲ。離れ際にマーフィーがヒザを入れた。マーフィー右ハイからタックルへ。がぶるイゲ。スクランブル合戦。最終的に上を取ったのはイゲ。これは大きい。ハーフから肩固めをセットするが外れた。押さえ込んでパウンド。マーフィーが足関を狙うが、回転したイゲが上半身を固めて外す。マーフィーガードに戻す。三角クラッチ。しかしイゲは胸を張ってクラッチを解除。背中を向けて立ちに行くマーフィー。立ってスタンドバック。ケージ際で正対。残り1分半。逆に投げたマーフィー。パウンド。正対しようとするイゲだがさせない。シングルレッグに入るイゲをがぶった。ダースチョーク。外れる。バックに回ろうとするマーフィーだが、イゲが手を掴んで前に落とす。立ったがマーフィーヒジを入れる。残り10秒でマーフィー飛びヒザ。パンチを振るイゲにマーフィーヒザからパンチを入れる。タイムアップ。

3R次第だが、どちらに入ってもおかしくない。

三者29-28でマーフィー勝利。

接戦だったがマーフィーが無敗をキープ。試合後にはジョシュ・エメット戦をコールアウト。イゲもまったく負けていない内容だった。

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