UFC on ESPN+106:第9試合・ヴォルカン・オーズデミア vs. カーロス・アルバーグ

ライトヘビー級。オーズデミア8位、アルバーグ10位。

オーズデミアは2017年にUFCデビューすると、半年で3試合し3連勝。翌年ダニエル・コーミエのタイトルに挑戦したが2RKO負け。それ以降は勝ったり負けたりで、最初の3連勝を除くと5勝6敗と負け越し。相手がほぼランカーなので致し方ない面もあるが。直近はボグダン・グスコフとジョニー・ウォーカーに2試合連続1Rフィニッシュ勝利している。バックボーンはキックの35歳。

ニュージーランドのアルバーグは元キックボクサーで、MMAに完全転向したのは4年前の2020年。初戦がコンテンダーシリーズで、勝っていきなりUFCと契約。初戦は1Rに打撃でラッシュしたがスタミナが切れ、2Rに逆転KO負けし、MMAの洗礼を浴びたが、そこから6連勝中。チョン・ダウンにはリアネイキドチョークでキャリア初の一本勝ちも経験。前戦で、満を持してランカーのアロンゾ・メニフィールドと対戦すると、ゴング後いきなり飛び込んできたメンフィールドからパンチでダウンを奪って12秒でKO勝ちし、ランキング入りを果たした。34歳。

両者オーソドックス。オーズデミアが詰めるとカーフキック。アルバーグの蹴りがローブローになるが、すぐ続行させるオーズデミア。圧を掛けていく。サークリングするアルバーグ。またカーフキック。しかしアルバーグのパンチがヒットし一瞬ぐらつく。オーズデミアのローでスリップしたアルバーグ。オーズデミアは立ち際に飛びヒザを狙ったがかわされた。また詰めていくオーズデミア。ケージに詰めて左フックから右ストレート。アルバーグのカーフキックにジャブを合わせたオーズデミア。圧を掛けてサークリングしたアルバーグに左フックをヒット。また圧を掛けるオーズデミアだが、出たところにアルバーグが左右のパンチを入れる。残り1分。アルバーグが圧に下がらなくなりパンチを打ち込んでいく。オーズデミアカーフキック。アルバーグは左右のボディから右ハイを入れる。前に出たオーズデミアが左フックから右ハイを打ち込んだ。ホーン。

2R。カーフを蹴るオーズデミア。アルバーグもカーフを返すとぐらついたオーズデミア。また詰めてきたオーズデミアだが、アルバーグは飛び込み際にカウンターの左フックを合わせる。ケージ際で左右のステップからまた左フック。ジャブから左右のフックをヒットさせるアルバーグ。オーズデミア、飛び込みが読まれて左フックを合わせられている。右から左ボディを入れたアルバーグ。オーズデミア左フックをかわされるとバックブローにつなげたがヒットせず。アルバーグのワンツーをもらう。オーズデミアのカーフキックに右を合わせたアルバーグ。オーズデミアは追っていくがステップでかわされる。有効打は五分だが、オーズデミアは空振りが増えてきた。詰めるオーズデミアにジャブを入れるアルバーグ。2R終了。

3R。詰めるオーズデミアにジャブを合わせるアルバーグ。サークリングするアルバーグを追っていく。左右のフックがヒット。オーズデミア初めてタックルに入ったが切られた。右フックをもらいふらついたオーズデミア。ジャブを被弾しながらも詰めるオーズデミア。アルバーグはワンツーから左フックをヒット。ジャブの手数を増やしてきたアルバーグ。オーズデミアまたタックル。アルバーグが受け止めて逆に寝かせようとする。立ち上がって離れるオーズデミア。しかし消耗したか。最後に手数を増やしてきたアルバーグに対し、オーズデミアの攻撃は単発に。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でアルバーグ判定勝ち。これで7連勝。

アルバーグは試合後のマイクで「相手がタフだった。相手の距離に入っていくとKOされるから難しかった。相手の隙を狙って削っていったよ」とコメントした。

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