UFC on ESPN+106:第2試合・シャオ・ロン vs. クアン・レー

バンタム級

シャオ・ロンはRoad To UFCシーズン2準優勝で、これがUFC本戦デビュー戦。Road To UFCでは一回戦で野瀬、準決勝で上久保をいずれも僅差判定で破って決勝に進出。シャオ・ロンの負傷により、今年6月のサウジアラビア大会で行われた決勝戦は韓国のイ・チャンホとの対戦となり、この試合も接戦となったが、スプリット判定負け。バックボーンは散打のストライカーで、26歳ながら35戦(29勝6敗)のキャリアがある。

クアン・レーはベトナム生まれで現在はアメリカ在住。今年9月のDWCS出場が決まっていたが、8月のUFCで欠場した選手の代役として急遽デビュー。元ランカーのクリス・グティエレス相手にカーフキックを効かされたものの、判定まで持ち込んだ。グティエレス戦がキャリア初黒星で、8勝1敗。33歳。

開始と同時にケージを蹴って中央に出たシャオ・ロン。お互いオーソドックス。ジャブ、カーフキックを出すが、レーが飛び込んでジャブの連打から左フックをヒット。もらったが打ってこいとアピールするシャオ・ロン。シャオ・ロンが飛び込んでパンチを入れるが、打ち終わりにワンツーを返すレー。先に飛び込んでいくシャオ・ロンだが、レーが打ち終わりにパンチを返す。レーがステップインしてジャブをヒット。さらに左ミドル。レーの蹴りをキャッチしたシャオ・ロンがシングルレッグでテイクダウン。すぐに立ち上がるレー。シャオ・ロンがヒジを入れて離れる。シャオ・ロンの右ストレートがヒット。残り僅かでアッパーから左フックを入れるシャオ・ロン。さらに左フックを放つとレーの右フックと相打ちに。ホーン。

1R後半に入りギアを上げてきたシャオ・ロン。

2R開始と同時に飛びヒザを放ったシャオ・ロン。レーも右フックをヒットさせるが、シャオ・ロンは左右のフックで飛び込んでいく。ミドルからヒジを入れたシャオ・ロンが四つに組むが、レーが振りほどき離れる。レーの右フックが顔面を捕らえ、一瞬ヒザを着いたシャオ・ロンだが、すぐにワンツーを打ち返す。口から出血しているシャオ・ロンだがどんどん前に出てパンチを出していく。レーがタックルに入る。切れずに倒されたシャオ・ロン。立ち際にバックについたレーだが、シャオ・ロンはスクランブルで脱出して逆にスタンドバックを取る。正対して離れたレー。残り1分。レーのワンツーにシャオ・ロンもワンツーを返す。大振りの左右のフックで出たシャオ・ロンがまた飛びヒザを放つ。ホーン。

ジャッジの判断が分かれそうなラウンドに。

3R。また開始と同時にダッシュしたシャオ・ロン。そのまま飛び込みから組んでケージに押し込むと、ヒジを入れて離れた。シャオ・ロンが右フックから組み付いてバックを狙うが、レーは振りほどいて離れる。シャオ・ロンまた飛びヒザ。クリンチアッパーを入れる。シャオ・ロンの右ストレートがヒットしレーダウン!すかさず鉄槌を入れるシャオ・ロン。レフェリーストップ!

3R1分28秒、KOでシャオ・ロン勝利。

地元のシャオ・ロンがKO勝ちでUFCデビュー戦を勝利で飾る。試合後のインタビューでは「デイナ、ボーナスが欲しい!Road to UFCでは準優勝だったが、機会がもらえてよかった。次はランカーと対戦したい」とコメントした。

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