ライト級タイトルマッチ5分5R。
ウェルター級との同時2冠王・クリスチャンだが2年ぶりの試合。試合ができなかったわけではなく、3月には試合をしたいと思っていたとのこと。ONEではもともとフェザー級だったが、ライト級に階級を上げた初戦で青木をKOし王座を獲得。その後、判定が疑問視されたオク・レユン戦でタイトルを失ったが、ダイレクトリマッチでは2RKO勝ち。前戦はウェルター級王者キャムラン・アバソフの王座に挑戦し、パンチを効かされてKO寸前まで追い込まれたものの、仕留めきれなかったアバソフが攻め疲れで失速。逆に復活したクリスチャンが4Rにマウントからのヒジ連打で逆転KO勝ちしている。26歳。
ダゲスタン出身・トルコ国籍のラスロフは今年7月のONE初参戦でいきなり暫定王座決定戦に出場。元王者オク・レユンとの対戦となったが、体重オーバーで勝っても王座獲得はない条件での試合に。試合は僅差となったが、体重オーバーに特に減点はないルールのため判定勝ち。王座は獲得できなかったものの、クリスチャンとのタイトル戦が組まれた。32歳。
間合いを詰めるクリスチャン。左ハイからロー。ジャブがヒットしぐらついたラスロフ。クリスチャンがタックルへ。四つに。ヒジを入れて引き剥がし離れるラスロフ。右を入れるラスロフ。逆ワンツーを入れたラスロフ。クリスチャン距離を詰めて右。ロー。どんどん仕掛けていくクリスチャン。ワンツー。ワンツーのコンボからハイ。ラスロフも右ハイを返す。ハイペースで攻めるクリスチャン。また組んだ。ボディロック。しかし離れた。クリスチャンの右がヒット。さらにバックスピンキックから組んで投げる。こらえたラスロフ。クリスチャン放した。ラスロフワンツー。クリスチャンのカーフキックで足が流れた。パンチからヒザを入れるクリスチャン。カーフ。ゴング。
ブランクを感じさせないクリスチャン。
2R。またすぐに詰めるクリスチャン。ローの蹴り合い。クリスチャン左ハイ。右。さらに左ミドル。お互い右を打ち込んだ。クリスチャンパンチからまた組んでボディロック。離れた。右フックがヒット。一瞬効いたラスロフ。どんどん手を出していくクリスチャンだが、ラスロフもパンチを返す。四つに組んだがクリスチャン引き剥がした。首相撲に捕らえたラスロフだが、クリスチャンはボディロック。引き剥がしたラスロフ。近い間合いでパンチの打ち合い。ラスロフも手数を出してきた。しかしクリスチャンが四つから外掛けでテイクダウン。すぐに立つラスロフ。お互いパンチで出る。残り1分。右を入れた。また右を入れた。もらっているクリスチャン。クリスチャンも右から左ミドルを返す。カーフキックで足が流れた。が、クリスチャンの指がラスロフの目に入りタイムストップ。時間が取られるが、ラスロフ続行不能で試合終了。
裁定は偶発的なアイポークによりノーコンテスト。再戦は必至か。