ライトヘビー級。
ニュージーランド・シティキックボクシング所属のスターリングは9月のDWCSでKO勝利してUFCと契約、これが初戦。キャリア5戦全勝。キックでは同門のアデサニヤやカーロス・アルバーグも王者となっているニュージーランドのKing of RINGでタイトルを獲得。いきなりのメインカードデビューはUFCの期待の表れか。27歳。
イギリスのトコスは、一昨年のRoad to UFCで現在UFCデビューから2連勝中のジャン・ミンヤンとワンマッチで対戦し、1RでKO負け。その後ローカルで連勝していたところ、今年5月に欠場選手の代役でUFCデビュー。デビュー戦の相手もUFC初戦となるウマル・シーで、スタンドでプレッシャーを掛けられケージを背負ったところにタックルに入られると、立ち上がった瞬間にまたタックルでテイクダウンを奪われて、最後はチョークで一本負け。Road To UFCでは打撃、UFCデビュー戦では組みで上を行かれての完敗。34歳と今からの成長もあまり期待できない。オッズも今大会一番の大差で咬ませ犬としての起用に見える。
両者オーソドックス。詰めたスターリング。ケージ際まで下がったトコス。ジャブ、前蹴りで牽制するスターリング。カーフキック。ジャブ。前蹴り。詰めるが手が出ていないスターリング。ちょっと慎重。飛び込んで右ストレートがヒット。とコスも手が出ない。ワンツーを打ち込んだスターリング。トコスが出るところに左フックを引っ掛ける。また詰めたスターリング。右フック。バランスを崩したトコスにアッパー。左ボディ。ヒザ。組んでいくトコスを引き剥がす。プレッシャーをかけられケージを背負ったトコス。タックル気味に前のめりに膝を着いたトコス。パウンドを狙ったスターリングだがトコス立った。詰めるスターリング。トコス、もう戦意喪失気味。出てきたスターリングにタックルに入るが潰れて尻餅をつく。ホーン。
1Rスターリング。
2R。また詰めたスターリング。ヒジ。トコスはパンチを打たれるとガードを固めてしまう。トコスシングルレッグ。倒した。すぐ立つスターリングからスタンドバック。持ち上げて投げようとする。こらえたスターリングだががぶりの体勢に。がぶられて立てないスターリング。背中を向けて立つと正対。ヒザ!ボディ・顔面にパンチを入れる。カーフキック。あと一歩でKOできそうではあるが、仕留めきれないスターリング。カーフキック。前蹴り。左ボディ。ケージまで詰めて左右のボディからアッパー。組んできたトコス。シングルレッグ。切ったスターリングだがバックに回るトコス。スイッチで正対しようとしたスターリングだがトコスがぶった。がぶりからバックに回る。ハーフバック。スターリングフックスイープで返して立った。パンチで出たがホーン。
2Rスターリング。
3R。左ミドルを入れるスターリング。右ボディから左フック。トコスもパンチを打ち返す。ようやく覚悟が決まったか。パンチから組んだトコス。ケージに詰めてテイクダウンを狙うが、しがみついているだけ。シングルレッグ。脇を差して入れ変えたスターリング。ヒジを入れて離れたトコス。両者消耗。ボディを殴るスターリング。ケージに詰めてヒザ。押し返したトコス。スターリングも疲れがあるのか入れ替えできない。こらえてヒジ。離れた。スターリングパンチ・ヒジ。右ハイ。トコスはガス欠。スターリングバックスピンキック。左右のパンチから左ハイ。残り1分。左右のボディ。頭を抱えているトコス。もはや凌ぐだけのトコスだが仕留められるか。タックルに入るトコス。切ったスターリング。パウンドを入れるが仕留めきれずタイムアップ。
判定30-27×3でスターリング勝利。