UFC311:第9試合・ケビン・ホランド vs. ライニアー・デ・リダー

ミドル級。

ホランドはミドル級で5連勝し、一時ランキングに入っていたが、テイクダウンディフェンスとリカバリーに難があることを露呈して連敗。その後、ウェルターに落とすと、連続フィニッシュ勝利で再びランキング入りしたが、ジャック・デラ・マダレナとマイケル・ペイジに連敗を喫した。現在は試合を多くこなしたいという意向があり、階級にこだわらずオファーを受けているため、今回で3試合連続でのミドル級での試合。2025年の目標として、UFC記録となる年間6試合を挙げている。課題のグラウンドについても、以前に比べると克服してきている。32歳。

元ONEミドル級・ライトヘビー級二冠王のデ・リダーは昨年11月にUFCとの契約を果たした。初戦は同じグラップラーのジェラルド・マーシャートと対戦。打撃で押される場面もあって決して楽な試合ではなかったが、3Rにマーシャートのタックルを切ってマウントを取り、肩固めで一本勝ち。UFCデビュー戦を勝利で飾った。34歳。

オーソのホランドにデ・リダーはサウスポー。すぐに詰めたデ・リダーがシングルレッグでテイクダウン。ホランドの左足を担ぐデ・リダーに対し、ホランドはガードで下からヒジを入れる。ガードに入って押さえ込んだデ・リダー。ガードの中で立ち上がったデ・リダーがパウンドを落とすが、ホランドも下から蹴り上げ。左右のパウンドを打ち込むとパスガードへ。亀になったホランドからハーフバック。前に落とそうとするホランドだが、デ・リダー落ちずにキープすると、前転して仰向けになり四の字バック。リアネイキドチョーク。パームトゥパームで絞めるとホランドタップ!

1R3分31秒、リアネイキドチョークでデ・リダーがUFCデビューから2試合連続での一本勝ち。

デ・リダー「ベリーハッピー。トップ5ファイターと戦わせてくれ。チョークで決めるのはゲームプラン通り。これが柔術だ。誰とでも試合をする準備はできている。できればトップ5がいいけどね」

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