RIZIN.50:鈴木千裕vsダウトベック、酒井リョウvsエドポロキング等発表。DEEP王者野村、木村柊也初参戦。

フェザー級:鈴木千裕 vs. カルシャガ・ダウトベック

晦日にタイトルから陥落したばかりの鈴木が早くも再起戦で、しかも相手がダウトベック。しかしシェイドゥラエフに比べたら相性はいい相手。ダウトベックもここで勝てばタイトル戦線に入っていけるし、文句のないカード。

ライト級:ルイス・グスタボ vs. 野村駿太

DEEPライト級王者野村は開催地四国(徳島)出身のご当地選手。相手がいきなり前戦でタイトルに挑戦したグスタボというのは厳しい。もうワンランク下、矢地クラスの選手がライト級にもう少しいたらいいのだが、まあ野村に合わせた相手選びをするよりは試合のグレードは上がっている。

フェザー級:横山武司 vs. 木村柊也

日本拳法の全日本王者でまだキャリア4戦の24歳だが全試合1RKOの木村がRIZIN初参戦。やはり徳島出身のご当地枠だが、相手が柔術全日本王者の寝業師・横山なのは、キャリアが浅い木村にとっては難しい相手か。

59キロ契約:伊藤裕樹 vs. トニー・ララミー

今年開催が期待されるフライ級GPにノミネートするための予選的カード。伊藤はRIZINでアーセンに敗れた後4連勝中だが、相手が前座~中堅以下ばかり。ララミーも11月のRIZINデビュー戦では村元相手に盛り上がりに欠けた判定勝ち。お互いインパクトのある勝利が欲しい者同士。

ヘビー級:酒井リョウ vs. エドポロキング

晦日に貴賢神相手に実質MMAプロデビュー戦を勝利で飾ったエドポロキングが、元DEEP暫定王者の酒井と対戦。酒井は5年前にキックルールで出て秒殺KO負けして以来のRIZINで、MMAルールは初めて。前回は見えなかったエドポロキングの実力測定ができるか。

59キロ契約:前田吉朗 vs. 横内三旺

開催地香川出身の前田は3年前に引退していたが、43歳で復帰。あくまで地元開催での限定復帰か?12日にやっていたGLADIATORの解説で復帰しないか聞かれて「しない」と答えていたが、正式発表前だから否定していたのか、その後のオファーなのか。相手は大晦日RIZIN甲子園決勝で優勝したプロデビュー戦の横内。釣り合いを取るなら、同じくらいの世代のレジェンド対決の方が心穏やかに見られていいのだが…。

ライト級:スパイク・カーライル vs. 泉武志

デビュー戦以来のRIZIN帰還となる泉も四国(愛媛)出身。やはり野村と同じで相手が強豪外国人なのが厳しい。

バンタム級:魚井フルスイング vs. 赤田プレイボイ功輝

関西大会で多く起用されている兵庫出身のフルスイング。試合はそれほどスイングしておらず、12月のDEEPでは小崎に負けている。相手は大晦日のプロデビュー戦で五明相手に健闘した赤田。DEEPレベルだが釣り合いは取れたマッチメイク。

平本の主張では、赤田の当初の相手はJTTの西谷(岡山出身)で、5月の東京ドームに出たいからと断ったとのこと。拒否理由まで相手に伝わっているのが本当かどうかは不明。

53kg契約:越智晴雄 vs. 中務修良

DEEPストロー級王者の越智は、2人しかいない四国(愛媛)在住のMMA現王者の1人(もう1人は中井りん)。相手は12月のDEEPで対戦予定だった中務で、完全なDEEP提供試合。越智も40歳で今さら階級を上げてフライ級でRIZIN継続参戦は考えていないだろうし、RIZINストロー級を作ることももうないと思うので、特に先に繋がらない試合だが、地元のビッグマッチに出られるので十分か。

地方大会でよく見られる、メイン以外は地元選手ばかりになるかと思ったが、四国在住の選手が限られるため、地元在住から地元出身まで枠を広げたことで、通常の地方大会よりもラインナップ的には豪華に。

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