【UFC ESPN14】あのグランディのTD&コントロール地獄にハマらず、エフロエフが13連勝を達成

<フェザー級/5分3R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
マイク・グランディ(英国)

しっかりとリカバリーできているグランディは、フェザー級とは思えない上半身を誇っている。右オーバーハンドで見せて前に出るエフロエフに対し、グランディがミドルにテイクダウンを合わせてトップを取る。起きてきたエフロエフをがぶり、バックを伺うグランディ。エフロエフは後方に回転からぐらんでぃを投げ、スタンドに戻る。

直後の右ストレートにダブルレッグを合わせたグランディは、続くスクランブルでダースを極めに掛る。苦し気な表情を見せたエフロエフが横回転でエスケープしスタンドへ。グランディのミドルに右を合わせたエフロエフ。怯んだグランディの続くダブルレッグは決まらない。下がるようになったグランディは、組めなくなりエフロエフがワンツー、右を伸ばしスピニングバックフィストへ。そこに組んだグランディがバックに回ったところで初回が終わった。

2R、グランディのダブルをスプロールしたエフロエフが左ローを入れる。ジャブを返したグランディはスイッチも見せると、低い姿勢から組んでケージにエフロエフを押し込む。しかし、ここでもエフロエフは回って距離を取り直し右アッパーで前に出る。逆に組んだエフロエフがダーティーボクシング、それでも角度を変えたダブルをグランディが決める。

抑えさせず立ち上がったエフロエフが左ジャブから後ろ回し蹴り、そして右を当てる。エフロエフは左ジャブ、前に出て右ストレートを連続でヒット。グランディは倒した後に立たれることを頭に入れたダブルレッグ、スクランブル後にミドルという動きを見せる。エフロエフは構わずパンチを繰り出し、ダブルレッグで倒された直後に立ち上がることに徹底し打撃で優位に立った。

最終回、左ローに続き左ハイを見せたエフロエフ、グランディも組みを切られて高い位置への蹴りを繰り出す。エフロエフは上手く前足の蹴りを使い、左フックを振るう。距離が遠くなり、圧が落ちたグランディのテイクダウンは決まらない。そのうえ前に出たところでジャブを被弾する。ジャブから右アッパーのエフロエフに、ダブルからバックに回ったグランディだが、すぐにグラウンドに戻られてしまう。倒されても抑えられないエフロエフがジャブを入れる。

グランディはスピニングバックキックにテイクダウンを合わせ、ついにエフロエフがガードを取る。ここでもエフロエフがダースを仕掛けられながらも、苦もないようにスクランブルに持ち込むと、逆にケージにグランディを押し込み離れ際に右をヒットさせる。グランディの右フックを当て、最後まで前に出たがエフロエフは足を使って距離をコントロールした。

結果、グランディのテイクダウン&コントロール地獄にハマらなかったエフロエフが、3-0の判定勝ちでキャリア13連勝とした。


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