PANCRASE319:セミファイナル・春日井 寒天 たけし vs. TSUNE

バンタム級。春日井4位、TSUNE9位。

かつてはUFC参戦を目指していた春日井。しかしUFCがフライ級を廃止させるという噂が出て、一時はモチベーションを失っていたが、現役を続行。パンクラスでは体重オーバーのホジェリオ・ボントリンに腕十字を極められた(公式記録ではノーコンテスト)以外負け無しだったが、昨年10月にアラン・ヒロ・ヤマニハに1Rダウンを奪われ、2Rも取られて後がなくなり、3Rに猛攻で挽回しようとしたが判定負けでパンクラス初黒星。グラップラーだが日本拳法も学んで打撃も身につけている。

TSUNEも前戦はヤマニハに敗れている。1Rテイクダウンし上から攻めたが、2Rに打撃でダウンを奪われ、3Rに再びテイクダウンしたものの、スイープされバックを取られて殴られ続けてKO負け。パンクラスでは瀧澤・金太郎・ヤマニハに敗れ3連敗中。一時はランキング1位だったが、9位まで後退している。

ローを蹴る寒天。TSUNEの左がヒット。ジャブで牽制する寒天。なかなか間合いに入らない両者。残り2分。両者手数が少ない。TSUNEがパンチからタックルに。テイクダウン。時間がない。ホーン。

二者寒天、一者TSUNE。

 2Rになっても両者牽制以上の打撃がない。2分半を過ぎて組んだTSUNE。投げてテイクダウン。ハーフで押さえ込むが、寒天ガードに戻す。ケージで立とうとする。立った。TSUNEまた足をかけテイクダウンするが、春日井残り15秒でボディロックから逆にテイクダウン。チョークを狙うがホーン。

2R三者寒天。TSUNEはフィニッシュしなければ勝てない。

3R。プレスするTSUNEだが、前に出るだけで手が出ない。パンチからタックルに。首をギロチンに抱えるが、自ら放してパンチを入れる。パンチからまたタックルに入るTSUNE。寒天ケージで耐える。テイクダウン。寒天はガードで下からホールディング。TSUNEのセコンドは「離れていいよ」と指示を送るが細かいパンチしか入れられないまま時間が過ぎる。セコンドは最後足(足関)行けよと指示するが、インサイドから細かく殴るだけ。タイムアップ。

29-28寒天、29-28TSUNE、29-28寒天。2-1で寒天勝利。

3Rフィニッシュするしかない状態で細かいパウンドだけしか入れないのは勝ちを捨てていたのか?セコンドも3Rに「ポイントを取っても勝てない」とアドバイスしていたが、聞こえていなかったのか。

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