【RIZIN】RIZIN.25展望~内村洋次郎×萩原京平~

ブログ
562AD7BF-F06A-4FAF-8A6D-ABAC39F059FF
RIZIN.25の注目カード。今回ピックアップしたのは内村洋次郎(イングラム)×萩原京平(SMOKER GYM)の66kg契約のMMAルールのワンマッチ。コロナ禍でリスタートしたRIZINの象徴的な存在が萩原と言っていいでしょう。RIZIN出場前のプロ戦績は2勝2敗。決して勝ち星が先行しているわけでもなく、よくぞRIZINに出れたなというのが率直な感想です。

戦前は白川“Dark”陸斗(志道場)の噛ませ犬と見る風潮がありましたが、試合が始まるとその評価は一変。小気味いいローで腰砕けにすると飛び膝や直線的な左右のパンチで白川を圧倒。最後はパンチの連打で棒立ちにさせて萩原のTKO勝ち。見事なアップセットを演じました。

大会後の囲み取材ではRIZINの榊原信行CEOが萩原の試合を絶賛。朝倉未来一強のRIZINフェザー級でのシンデレラストーリーの始まりを予感させてくれました。しかし連続参戦したRIZIN.24ではDEEPで王者経験のある芦田崇宏(BRAVE)に完敗。寝技に持ち込まれると何も出来ず、経験の違いを見せつけられています。

次も敗れるようだとせっかく掴んだRIZINレギュラーの切符も剥奪される可能性もある崖っぷち。しかも用意された相手がMMAでの実績で上回る内村洋次郎。これを崖っぷちのピンチと見るかチャンスと見るか。個人的にはまだチャンスありと見ています。

もちろん内村の打撃の前に派手にKOされる危険性も十分。でも柔術家やレスラーに塩漬けにされて持ち味を殺されるよりはスタンドの打撃で勝負出来るのは萩原にとってプラスでしょう。勝っても負けてもKO決着必至。後腐れなくていいじゃありませんか。

ただ内村に簡単に打ち勝てるかといえば全くの別問題。krush、RISE、シュートボクシングでキックルールでの経験も豊富。UFCにも参戦した若手のホープ堀江圭功とも互角に渡り合っているだけに返り討ちにしても不思議ではありません。図らずもRIZINで組まれた新旧ストライカー対決。必見です。
タイトルとURLをコピーしました