【写真】すっかり英語で質疑応答ができるようになっているアンデウソン。UFC最後の試合であるのは間違いない (C)Zuffa/UFC
31日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN181:UFN on ESPN+39「Hall vs Silva」が開催される。
ファイトアイランド5連戦を終え、11月終了までの5大会がUFC APEXで行われる(※12月以降の開催地は未定となっており、引き続きAPEX大会が続くこともありうる)。そんなAPEX5連戦第一弾のメインイベントは、アンデウソン・シウバにとってUFCで最後の試合となるユライア・ホール戦が組まれている。
1997年のMMAデビューから23年、45歳となったアンデウソンはキャリアの序盤に日本のマットで修斗世界ウェルター級(現ミドル級)王者となり、PRIDEでも活躍。欧州Cage RageやハワイのROTRを経て、UFCと契約するとその後の活躍は誰もが知っている通り──。世界ミドル級王座を10度防衛し、タイトル保持期間=2457日はUFC最長記録を持つレジェンドとなった。
そんなアンデウソンが現役最後の試合を前に28日(火・同)に現地でバーチャル会見に臨み、現在の心境を語った(※要約)。
アンデウソン・シウバ
「今は凄くハッピーだよ。全ての瞬間を楽しもうと思っている。凄く良い感じだし、自信もある。また多くのファンに試合を届けることができるのは、特別なことだと感じている。とにかく、楽しみたい。そしてベストを尽くす。それが幸せに生きる秘訣だよ。仕事を愛し、人生を愛すること。ファイターであろうか、ファイターでなかろうが、ベストを尽くすこと。
この試合に向けて4カ月練習してきた。しっかりと準備できているし、自信もある。魔法のような時間だよ。多くの人が、その時々、その瞬間の大切さを忘れてしまっているけど、僕は一瞬、一瞬を楽しく過ごそうと思っている。朝、目を覚ましてからその日を楽しむ。時間は僕らがコントロールできるモノじゃない。だから人生って素晴らしいんだよ。間近にいる皆と、人生を楽しむんだ。
キャリア最大の後悔? タイムマシンに乗ってリベンジができれば? う~ん、そういうことは考えたことはないなぁ。負けても、次の勝利を見てきたから。ただ……マイケル・ビスピン戦かな。もちろん、実現することはないけど。ニック・ディアスは僕のキャリアで唯一のNCだったから、決着をつけたかった。でも今は土曜日の試合で自分のできることをやり通すだけさ。ファン、ブラジルのために。
ファンがまだ僕とGSP、あるいはロイ・ジョーンズJrとの戦いついて話しているけど、嬉しいことでもあり、凄く複雑だよ。とにかく、UFCでの最後の試合だ。自分のベストを尽くす。僕はファンに嘘をつきたくない。ケージの中では1秒、1秒にベストを尽くす。
将来については……何が起こるかな。とても面白そうだよ」
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