<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アントニオ・カルーソ(豪州)
Def.3-0
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
身長差が大きな両者、リーチで優るカルーソが右に回って距離を取る。右を伸ばし、ローにも組んでいったカルーソがケージに押し込む。一度は体を入れ替えたフォラヤンはもう一度押し込まれると、シングルからテイクダウンを許す。カルーソは両足を束ねて足を引っ張りつつ頭をつけ、右腕を差して背中をつかせる。
ハーフバタフライに戻したフォラヤンは、ニーシールドで耐えるが右を落とされる。フォラヤンの立ち上がりにダース、リリースして右を当てたカルーソがダブルレッグで倒しサイドを取る。足を戻すが、立ち上がることができないフォラヤンは左で殴られる。立ち上がり際にダースを取ったカルーソに対し、スプロールして逃れたフォラヤンがスタンドに戻る。最後に左ヒザを入れたカルーソが初回を取った。
2R、左を当てたフォラヤンは直後に右フックを打たれ腰から崩れる。スタンドに戻ったカルーソは右前蹴り、蹴り足をキャッチしレッグリフトからテイクダウンを決める。フォラヤンはギロチン&スイープ、そこから両者揃ってスタンドに戻る。カルーソは右を空振りし、間合いを取り直す。フォラヤンはローから左を見せるが、足がもつれる。ダブルレッグにヒザを合わせようとしたフォラヤンは、そのままテイクダウンを取られる。ギロチンを防いだカルーソは、スクランブルでバックを伺うがフォラヤンが胸を合わせる。攻勢のカルーソだが、スタミナの消耗が非常に目立ったラウンドとなった。
3R、前に出たカルーソに対し、フォラヤンが右ローを蹴る。ローで足を効かされてきたカルーソが、スイッチを見せる。と、フォラヤンの左ローが急所に入り試合が中断する。再開後、もう1度ローが急所に入る。イラついたカルーソは、レフェリーにアピールも流され、カーフを蹴られる。左フックを打ち合い、フォラヤンが左ローを入れる。
完全に足への蹴りを警戒しているカルーソに、フォラヤンが右を伸ばす。右を当て、ローを入れたフォラヤンは、踏み込みにカルーソの頭が当たり、ヒザをつく。ブレイクから再開後、パンチを見せたカルーソがダブルレッグを決める。万事休すのフォラヤンは首を抱えたままタイムアップを迎えた。
結果3-0でカルーソが勝利し、元世界王者越えを果たした。
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