ウェルター級。
3月のアレックス・オリヴェイラ戦で敗れ、UFC3勝6敗となったグリフィン。本来リリースされていてもおかしくない成績だが、出戻りも許容される今のUFCだけに、なんとか生き残っている。バックボーンはキックボクシング。
ブラヒマイはUFCデビュー戦。MMA8勝2敗の27歳。6月のコンテンダーシリーズに出場予定だったが、佐藤天の対戦相手がいなくなり、急遽UFCと契約。が、直前にセコンドが新型コロナウイルス陽性となり出場できず。今回が仕切り直しでのデビュー戦となる。陸軍の予備役にいた際に1ヶ月ほど日本に滞在していたことがあるとのこと。極真空手・ボクシングがバックボーン。前戦は昨年3月で、その後に目の手術などもあり、1年8ヶ月のブランクがある。
両者間合いを広く取って牽制の打撃を入れる。ブラヒマイが前に出てきた。グリフィンはステップして距離を取りつつ、入ってくるところにパンチを合わせていく。残り1分。ブラヒマイが飛び込んで右を一発ヒット。しかし手数が足りない。バックスピンキックを狙ったが空振り。そこにグリフィンが飛び込んでパンチを入れる。ココリわずかで組み付いてケージに押し込んだブラヒマイ。逆にテイクダウンを狙うグリフィンだが倒せずホーン。
1Rは手数でグリフィン。
2R。ブラヒマイが飛び込んでパンチを入れる。が、グリフィンの前蹴りがローブローに。悶絶するブラヒマイ。タイムストップ。再開。両者飛び込んでのパンチを繰り返す。間合いを詰めてきたブラヒマイ。ワンツーがヒット。グリフィンもジャブを返す。ジャブで鼻が赤くなっているブラヒマイ。ブラヒマイもジャブを返す。両者徐々に手数が増えてきた。グリフィンはステップし距離を取りつつ打撃を入れていく。残り1分。ワンツー。ブラヒマイ、1Rと同じくバックスピンキックを放ったが、スピードが遅く見切られる。残りわずかで四つに組んだグリフィン。ホーン。
2Rもグリフィン。
3R。ローにジャブを合わせれバランスを崩したグリフィン。ブラヒマイはジャブで攻めていくが、またローブローをもらう。積極的に手を出していくブラヒマイ。しかしグリフィンの右をもらい一瞬効いた。それを見逃さず出たグリフィン。パンチからタックルへ。ボディロックしケージに押し込む。ブラヒマイ、左耳が取れかけていてレフェリー即ストップ。
グリフィン生き残りの勝利。組んだ状態からの肘で耳が切れた模様。