<フェザー級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
Def.2R4分48秒by TKO
コートニー・キング(米国)
注目のケイラ・ハリソンのフェザー級初陣。PFLというロゴの入ったコスチュームを着用したケイラは、右ジャブから左ストレート、ローを蹴っていく。キングも近い距離で打撃戦を見せるが、ケイラは左ミドルに続き左を当てる。思い切り右リードフックを振るうなど、打撃戦を続けるケイラはニータップで飛び込み、キングをケージに押し込む。右を差して胸を合わせ十分の態勢から大内刈り。
キングがケージを背にして耐えると、ケイラは自ら離れ左ストレート。クリンチなると、小外掛けテイクダウン。立ったままで相手を倒す柔道家ぶりを発揮する。ここからガードの中に入ったケイラはエルボーでキングの眉間を切り裂き、大流血に追い込む。容赦なくパンチを落とすケイラ、キングの左から真っ赤な血が滴り落ちる。
ケイラはマウントに移行し左右のパンチを続ける。ケージキックにも全くバランスを崩さなかったキーラは、背中を見せたキングの体を伸ばし腕十字へ。血で滑るようななかでの腕十字は極め切れず、キングがサバイブした。
大きく縦に5センチのほどカットが確認できるキングは、笑顔を浮かべて試合続行をアピールし2Rが始まった。左右のパンチで前に出たキングは、両ワキを差されてケージに詰められると、小外掛けでテイクダウンを奪われる。そのままクローズドガードのキング。ケイラは強いポスチャーからエルボー、パンチを打ちつける。耐えることはできるが、勝ち目はないキング──パンチを受けてしがみつく。残り2分30秒でブレイクが掛かり、キングが右を伸ばす。ケイラは左オーバーハンド、続いて飛び込み大きくキングを持ち上げてスラムを決める。
エルボーを落とし、パスを決めたケイラはマウント奪取から連打を見せる。横を向いてエルボーを被弾し続けるキングが、背中を伸ばされると上を向きなおす。キングは気持ちが折れず、ハーフに戻す。ならばとケイラはパス、クルスフィックから左のパンチを連打しレフェリーストップに。一方的な勝利に全く笑顔を浮かべないケイラは、ウィナーコールを受けセコンドのマイク・ブラウンらとの記念撮影にようやく笑みを見せた。
ケイラ・ハリソンは「自分の動きに満足できないけど、打撃を試したかった。パンチも受けず、インパクトのあるパンチを入れたかったけど、テイクダウンだって指示が出て(笑)。凄くタフで驚いたわ。なんで、こんなに耐えられるのって思ったけど、時間を掛ければ勝てることは分かっていたから。今後は契約を果たす前にフェザー級、インヴィクタFCでもう一度戦いたい。145ポンドで戦うことを恐れていないわ」とゲスト出演で、主役を演じたような大物感を漂わして話した。
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